101005040 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第10章 ラストゲート 第5話 深奥へ… STAGE4
【ケイオスリオン兵】 ギャアアアア…!
【ケイオスリオン兵】 何だ、あの斬ル姫は…!? 強すぎるぞっ…
【パラシュ】 何を騒いでいるんだい? 皇帝の指示通り、敵を狭い道に おびき寄せて…何だって!?
【パラシュ】 うあぁっ… このボクが… でも、理想は負けない…
【シユウ】 うがあああぁぁ! おまえ、つよいな! シユウとたたかえ!
【カシウス】 純粋な暴虐は吹き荒れる嵐のようね それでも…理のうちに存在している
【シユウ】 うがぁっ…
【アフロディーテ】 驚きました 圧倒的な輝きと美しさ! 狂おしいほどの愛を感じます!
【アフロディーテ】 その姿を迸る血で 真っ赤に染め上げて差し上げますわ!
【カシウス】 愛と美の探求… それもまた輪廻の輪に含まれた 宿命の一つね
【アフロディーテ】 いやぁぁぁっ…
【アスカロン】 私が、皇帝陛下をお守り致します! 凍てつく氷の刃を味わって下さい!
【カシウス】 憧憬と羨望は嫉妬と失望を生む… 全ては表裏一体の理よ
【アスカロン】 そんなっ…
【ケイオスリオン兵】 何だ…何なんだ…!? カルマキラーズが 手も足も出ないだなんてっ…
【ケイオスリオン兵】 フェイルノートだ! あれに勝てるのは皇帝陛下秘蔵の 斬ル姫しかいない…!
【フェイルノート】 騒々しいわね… 深奥まであと少しだっていうのに
【カシウス】 見つけた…
【フェイルノート】 カシウス? ふうん…また面倒そうなのが 来たわね
【フェイルノート】 いいわ お望み通り、 一対一で戦ってあげる!
【フェイルノート】 今更何しに来たの、カシウス!? お前は傍観を気取るんだと 思っていたのだけれどっ
【カシウス】 深奥を目指すのはわたし達にとって 自明の理…あなたにもわたしにも 刻まれた抗えぬ宿命よ
【フェイルノート】 宿命だとか理だとか、 そんなものに縋るのは 弱者のすることよ!
【フェイルノート】 私は違う! 私は自分の意思で地底を目指し、 自分の意思で「災厄」を滅ぼすの!
【フェイルノート】 未来を予見してるのか何なのか 知らないけれど、自分の意思を 示さない者に用はないわ!
【カシウス】 その傲慢… それもまた刻まれた宿命…
【カシウス】 フェイルノート わたしがここに来た理由は一つ
【カシウス】 あなたには敗北の烙印が捺される 明けの明星は地に落ちる それに…抗うためっ
【フェイルノート】 はぁっ? 私が負ける…!? あり得ないわね!
【フェイルノート】 私は盤上の支配者 全てのゲームにおいて勝利を収める 絶対的勝者なの
【カシウス】 でも… “観察者”の必勝法には 勝てないよ
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