101103010 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第11章 ロストラグナロク 第3話 錯綜 STAGE1
【レーヴァテイン】 ムー達が…地底生まれ…
【ソロモン】 言われてみれば、 地底で戦ってきた魔物はどこか グラウ達に似た印象があったわね
【男】 自動警備システムのことかな? あれらは器に簡単な情報を 入れただけの人形だね
【男】 オートアバターは斬ル姫一人にかかる 負荷が大きすぎるキラーズを制御する ために生まれた、れっきとした生命だ
【ムー】 ちょいと待ちな、兄ちゃん! 俺様は史上最大最強の幻獣 バハムート様だっ
【ムー】 昔々のそのまた昔 神話の時代に世界を背中に乗っけてた 伝説の幻獣だぜ!
【ムー】 それが、こんな薄暗くて辛気くさい 地の底で生まれたなんて 納得いかねぇな!
【男】 なるほど… 完全な同一に成功すると そのような反応になるんだね
【男】 自分をバハムートそのものだと 信じて疑わない やはり神の御業は偉大だっ
【ムー】 何が神の御業だ! いい加減なこと言ってんじゃねえぞ この――
【レーヴァテイン】 ムー、黙って
【ムー】 ムギュギュギュ… ここで止めてくれるなよ、レヴァ…
【レーヴァテイン】 さっきから何でも知っているような 口ぶりで話しているけれど… あなたは何者なの?
【ティターニア】 確かに…少し詳しすぎる気もしますね
【男】 それはそうだよ 私達は神の叡智へと自由に 繋がることが許されているんだから
【男】 どんな情報も 瞬時に手に入れることが できるんだよ
【アルマス】 何よ、それ? あなた自身の知識じゃないってこと?
【男】 ほら、ここから見えるだろ 世界の中心に建つ巨大なモニュメント あそこに神がおわすんだ
【男】 私達は肉体という呪われた牢獄から 解放され、神と繋がることで 全知全能を得られる
【男】 ここは「完全な」存在となった者達の 理想郷“千年王国”だよ
【アルマス】 ここが“千年王国”!? そんなことって…!
【男】 何度も言っているけれど、 呪肉者である君達には 理解できないだろうね
【男】 でも、私達は幸せで平穏な日々を 送っているよ 誰かと争うこともなく
選択肢:
- 他の人達はどこに? → select_label_01へ
- 争いがない? → select_label_02へ
- 本当に幸せなのか? → select_label_03へ
でも、私達は幸せで平穏な日々を 送っているよ 誰かと争うこともなく
select_label_01:
【男】 この都市には多くの人々が 暮らしているよ 君達には見えないだけでね
select_label_02:
【男】 私達は一人一人が「個」として 自律しているからね 争う理由がないんだ
select_label_03:
【男】 自分自身の人生を思うまま自由に 構築できるんだ 毎日とても満たされているよ
select_label_end:
【アルマス】 これが“千年王国”…? ここが理想の世界だっていうのっ…
【レーヴァテイン】 認めない… こんなところに…人類の復権はない
【ヘレナ】 おや? 久々にレーヴァの魂に 火が点いたみたいだね…ふふっ
【レーヴァテイン】 行くわよ、ムー…!
【ムー】 レヴァ!? お…俺を置いていくなよっ…!
【アルマス】 ちょっと、レーヴァテイン!
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