101104050 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第11章 ロストラグナロク 第4話 神への叛逆 STAGE5
【ギル】 やっとアルマス達と 合流できたと思ったら… 何か物々しい雰囲気になってんな…
【マサムネ】 うむ 三国の代表が一堂に会し、 今後の方針を決めるそうだ
【マサムネ】 向こうで会談が開かれているが あちらは何の意味も持つまい
【マサムネ】 実質的な統治者は、そちらに 集まっている斬ル姫達なのだから
【ギル】 そっちも斬ル姫達が周りを 囲んでて怖ぇよ… アルマス、大丈夫かな?
【マサムネ】 その心配は無用であろう 主君もティターニア殿もいる
【マサムネ】 拙者はギル殿の護衛と 仲間達のとりまとめを 仰せつかった
【マサムネ】 主君が戻ってくるまでは 拙者の言うことを聞いて 側を離れぬようにして欲しい
【ギル】 さすがにこんな危なそうなところを うろうろする気にはなれねぇよ…
【モラルタ】 ヒャッハー! 天使人に悪魔人に幻獣人! 選り取り見取りだぜー!
【ベガルタ】 どいつもこいつもこっちを ジロジロ見てる… 八つ裂きにしてやろうか…?
【ギル】 あの双子は元気そうだな…
【ギル】 にしても、アルマス達 どんな話してんだろ…
【フェイルノート】 …ということ 私が“災厄”から聞いた話は これで全てよ
【ティファレト】 “裁定者”のお考えが そのようなものだっただなんて…
【アルマス】 私もここで暮らす人から話を聞いた けど、こんなのが“千年王国”だ なんて信じられないわっ
【カシウス】 …………
【ティルフィング】 肉体を捨て、他者との関係も断って 「個」として自律する
【ティルフィング】 確かにそうすれば争いは生まれません けれど、それは本当に理想郷なの でしょうか?
【レーヴァテイン】 そんなわけ…ない
【レーヴァテイン】 「神」がやろうとしているのは 皆が自分の殻に閉じこもって 幻想に生きる世界よ
【レーヴァテイン】 そんな“千年王国”のどこに 人類の尊厳があるの…!
【フェイルノート】 ある意味、理想郷であることに 間違いはないわよ
【フェイルノート】 皆が自分の殻に閉じこもっていれば 自分自身の尊厳を 傷つけるものだって現れないもの
【フェイルノート】 お前が守ろうとしている 貧弱なイミテーションどもは 泣いて喜ぶんじゃないかしら?
【レーヴァテイン】 何言ってるの 人間はそんなに弱くない
【レーヴァテイン】 それに、あなた達の方が よほど危険よ… 体内に「種」を宿している…
【レーヴァテイン】 そのせいで、あなたは「神」に 支配されかけたんでしょ
【アルマス】 あのまま結界の中にいたら 私はフェイルノートと戦うことに なってたのね
【フェイルノート】 その危険があるのは私だけじゃないわ
【ティファレト】 霊装支配されている斬ル姫は全て 「神」の支配下に堕ちる危険を 孕んでいることになります…
【ティルフィング】 それに、三国の人々も…
【フェイルノート】 これで分かったでしょう? 一刻の猶予もないわ
【フェイルノート】 全員で“災厄”を殺すわよ
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