101302010 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第13章 トレジャーメモリー 第２話 光ある外へ STAGE1
【青年】 ＨＥＹ！ＳＡＹ！ この世は地獄か？その子が至高か？ 俺達ゃいつでも昇天ＹＯ～！！
【女性】 え～、もう行っちゃうの～？ あたし、寂しいなぁ～
【男性】 俺達の戦いは始まったばかりだぜ！
【研究員】 次はどの被検体を使う？ なるべく頑丈な方が良いよな
【アルマス】 …記憶の欠片が あちこちに散らばってる
【アルマス】 この中から双子の記憶を 見つけ出さないといけないのね… どこにいるの、二人ともっ
【青年】 やめてくれぇっ…！ 俺は…ビッグになって… こんなところで死にたく――
【女性】 お願いだからこの子だけはっ…！ この子だけは外に――
【男性】 待ってくれ！ 別に私じゃなくて良いはずだっ そっちのガキを――
【アルマス】 ぐうっ… ハァ…ハァ…
【アルマス】 今の記憶…二人に取り込まれた 人達が死ぬ直前の…
【アルマス】 まるで私自身が切り刻まれたような 感覚…けっこうきついわね でもっ
【アルマス】 きっと核心に近づいてる…！ だから、もっと奥まで潜ればっ
【ベガルタ】
お姉ちゃん…怖いよ…
怖いよぉ…
【モラルタ】
大丈夫…大丈夫だからね…
【アルマス】 見つけた…
【アルマス】 モラルタとベガルタが研究所に連れて 来られた頃の記憶ね
【アルマス】 まだキラーズは埋め込まれていない みたい あれが本来の二人…
【モラルタ】
大丈夫だよ
何があっても、お姉ちゃんが
守ってみせるからね
【ベガルタ】
お姉ちゃん…どこにも行かないでね
【アルマス】 ねえ ちょっと、いい？
【モラルタ】
ひっ…！？
…何か、用ですか？
【ベガルタ】
…………
【アルマス】 怯えなくてもいいわ 私はアルマス あなた達を助けに来たの
【モラルタ】
私達を？
外に…出られるの？
【アルマス】 そうよ！ こんなところにいたらダメ 今すぐ、私と――
【ベガルタ】
無理だよ…
【アルマス】 えっ？ 無理じゃないわ！ 私と一緒に行けば――
【モラルタ】
そうだよ…
無理だよ
だって
【モラルタ＆ベガルタ】 ここは私達の世界なんだからぁ！！
【アルマス】 しまった…！
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