101304010 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第13章 トレジャーメモリー 第４話 響き渡る音色 STAGE1
【ティターニア】 マサムネの機転で、 何とか切り抜けられましたね
【アルマス】 それにしても、よくイシューリエルの 隙を突くことができたわね どうやったの？
【マサムネ】
うむ…
あの者の噂はトレイセーマにまで
届いておったのだ
【マサムネ】
曰く、「主人殺しのイシューリエル」
【アルマス】 主人殺しって…穏やかじゃないわね
【ガンバンテイン】
あー…イシューリエルって
猜疑心強くなってるんだよねー
そー・はーど
【ガンバンテイン】
自分の主人に清廉潔白さを求めて、
ちょっとでも嘘吐いたりすると
すごく怒るんだー
【ガンバンテイン】
で、襲い掛かって殺しちゃう
だから、フェイルノートのところに
来るまで…
【ガンバンテイン】
何度も主人を変えてるんだよー
あんびりぃばぼー
【マサムネ】
その噂を知っておったから、
あの者の猜疑心を煽ってみたのだ
【マサムネ】
上手くいってくれて助かった…
しかし、二度は通じぬだろう
【アルマス】 エクスカリバーって斬ル姫も 言動は変だったけど、 かなり強かったわ
【アルマス】 また戦うことになる前に、 ビフレストに着いて――
【ティターニア】 アルマス、危ない！
【ティターニア】 キャアアアア…！
【アルマス】 ティニ！？ 大丈夫っ…？
【ティターニア】 平気です… それより、気をつけて…
【マサムネ】
バカなっ…？
どこから矢を射てきたのだ
【モラルタ】
この辺りに隠れられるところなんて
ないと思うけど…
【ベガルタ】
…ねえ、モラ
あっちの岩場に誰か――
【モラルタ】
うぐっ…
【ベガルタ】
イヤアアア…！？
モラ！
モラぁっ…！
【アルマス】 マスター、早く隠れて！ …って、隠れられる場所が どこにもないじゃない！
【マサムネ】
走れ！
あの岩陰まで入れば――
【マサムネ】
ぬうっ…？
足を…的確にっ…
【ガンバンテイン】
あんな離れたところから…
精霊達もあそこまでは
飛ばしてないよー…
【アルマス】 くっ… ティニ、しっかりして！ 早く手当てしないとっ…
【アルマス】 どうしようっ… どうしたらっ…
【ベガルタ】
モラ！モラ！
どうしよう…どうしようっ…
【マサムネ】
ぬぅぅっ…
この程度で拙者を止めることなど――
【マサムネ】
ぐぁぁぁぁっ…！
また足に…この手練れぶり…
もしやっ？
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