10321202 雑賀 伝説の品種
【サクラ】
私、サクランボって…
【サクラ】
だ~い好物なの!!
【サクラ】
しかも、これ…
【サクラ】
伝説の島国に伝わる
あの“幻の品種”じゃない!?
きゃ~~~っ!!
「お嬢さん、詳しいんだね」 と嬉しそうに答える農家のおじさん しかし…
【サクラ】
…あれ?どうしたの?
なにか元気ないですね?
尋ねると、 害虫被害で困っているとの事
【サクラ】
なるほど…虫か
【サクラ】
お任せあれ!このサクラの術で…
見事、駆除してご覧に入れましょう!
そう言って、意気揚々と サクランボの木の前に進むサクラ
【サクラ】
普通の女の子と一緒にしないでよ
虫なんかが怖くて、
クノイチが務まるかって…
しかし…
【サクラ】
ぎゃ~~~~っ!!!
選択肢:
- ど…どうしたの!? → select_label_01へ
- なにかいたの…! → select_label_02へ
- 怪我でもしたの!? → select_label_03へ
ぎゃ~~~~っ!!!
select_label_01:
【サクラ】
ひゃ~っ!…あ…あれ…!
select_label_02:
【サクラ】
あ…あわわわわ…!
select_label_03:
【サクラ】
ち…違う…!あ、あれ…!
select_label_end:
【サクラ】
ククククク…
【サクラ】
クモだ~~~~っ!!
絶叫し、一気に こちらに退散してくる
【サクラ】
あわわわわわわ…
顔面蒼白で頭を抱え、 しゃがみ込んで震えているサクラ 彼女は、クモが大の苦手なのだ
【サクラ】
う~…サクランボは食べたいけど…
こればっかりは無理だ~~…
今までの活発さが嘘のように、 普通の女の子になる彼女
誰にも苦手なものはあるからね しょうがないよ マスターが彼女に言う
【サクラ】
…!
【サクラ】
苦手なもの…
【サクラ】
そっか…
【サクラ】
マスター、私…
やってみるよ
あれだけ怖がっていたのに… 再びクモのいる木に向かって 進み出すサクラだった
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