10341201 このすば_グリモワール 最早手遅れ…？
異世界から舞い降り、 マスターの隊に入った姫、 ダクネス
【ダクネス】
どうした、マスター！
今日は、戦闘はないのか！？
異族が出たという報告は！？
【ダクネス】
どんな強力な異族でもいいぞ！
いや、強力であればあるほど、
むしろ望むところだ！
意気揚々と現れた彼女に、 マスターが尋ねる
どうして… 鎧、着てないの？ しかも服も少し破れてる…
【ダクネス】
な、なんだ！？その目は！？
鎧を剥ぎ取り、露わとなった
私の身体をジロジロと…！
【ダクネス】
そ、そんな汚らわしい目で…
【ダクネス】
もっと見てくれて構わないぞ！
なにを言っているのだ、この子は…
【ダクネス】
…じゃなかった
【ダクネス】
聞いてくれないか？
【ダクネス】
先ほど戦っていて気づいたんだ
【ダクネス】
私の攻撃が当たらないのは、
不器用なだけではなく
【ダクネス】
あの重たい
鎧のせいだったのでは
ないかと思いついたのだ
【ダクネス】
だから枷を脱ぎ捨て
スピードを上げれば、
攻撃もきっと当たるようになる！
【ダクネス】
な？マスターもそう思わないか？
真面目を装い、 話しているが… …いや、違うな
【ダクネス】
な？はぁ…はぁ…
なぁ！どう思う！？
紅潮した顔… こいつ、鎧を脱ぎ捨てたことで…
体を見られることと 直でダメージをくらうこと… ダブルで愉しもうとしてやがる…
マスターの顔が引きつる
【ダクネス】
ということで、しばらくは
この格好で過ごすので…
【ダクネス】
み、見たいだけ見るといいぞ…
はぁ…はぁ…
なんて期待した目だ
ともかく彼女の悪癖に 付き合う事になった マスターだった
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