10361202 4月学園グラム 喪う悲しさから逃れるために
【ラグナロク】 私の目に黒き陰りが見える… そう言いたいの?
みんなといる時の君は… どこか寂しげな気がして… と、マスターが答える
【ラグナロク】 別に…そんなことは…
選択肢:
- この時代に来る前、なにがあったの? → select_label_01へ
- 昔の仲間との間に、なにがあったの? → select_label_02へ
- 君は…なにを背負っているの? → select_label_03へ
別に…そんなことは…
select_label_01:
【ラグナロク】 …なにが聞きたいの?
select_label_02:
【ラグナロク】 …聞いてどうするの?
select_label_03:
【ラグナロク】 私が…背負いしもの…?
select_label_end:
【ラグナロク】 …!
マスターの問い掛けに 彼女が口を開き始めた
【ラグナロク】 なんだかんだ言って 隊を束ねるマスター… よく見てるのね
【ラグナロク】 我が深淵なる心の闇に 気づいていただなんて…
【ラグナロク】 そうね…私が怖いのは…
【ラグナロク】 “絆”がなくなること
【ラグナロク】 キラーズの影響か…
【ラグナロク】 人と人との絆は… いつか消えてなくなってしまうと… 心の奥底で思っている
【ラグナロク】 だから誰とも必要以上には 仲良くならないように心がけてた
【ラグナロク】 もう…彼女達とのように…
【ラグナロク】 強くは繋がれないと そう思っているから…
彼女の瞳に悲しみの色が落ちた
その静寂を打ち破るように 駆けてくる一人の姫
【ラグナロク】 …え?…発熱!?
隊の姫の一人が 急な発熱に見舞われたとの 報せが入った
病状から察するに 薬草は一山越えた先にしか 生えていない…
このままでは…
【ラグナロク】 …ッ!!
次の瞬間、光のような速さで 山の向こうへと走っていった ラグナロク
マスターは 慌てて彼女の 後を追った
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