110011211 マサムネ(キラーメイル) 小鳥と剣士
【マサムネ】 はぁ…はぁ…はぁ… たあっ!!
いつも難しい顔をして、 剣の修行に明け暮れている男 マサムネ
【マサムネ】 なに…? 旧市街へ…?
【マサムネ】 断る 剣の修行が残っているのでね
【マサムネ】 はぁっ!!
まったくもって真面目な性格 彼が笑ったところを マスターは見たことがない
【マサムネ】 はぁ…はぁ…少し休憩を…
【マサムネ】 …ん?
【マサムネ】 お前…どうしたんだ…?
彼が見つけたのは、 地面でもがく一羽の小鳥だった
【マサムネ】 体力を使い果たし、 空から落ちてきたのか かなり衰弱しているな…
その様子を見たマスターは ピンと閃いた
【マサムネ】 …え? 俺が… 看病を!?
【マサムネ】 ことわ…
ピィピィ…と 弱々しく鳴く小鳥
丁度いいじゃない? 元・医大生だったんでしょ? マスターがけしかける
【マサムネ】 ……くっ!
【マサムネ】 まだ修行が残っているが… 仕方ないな
動物との触れ合いで、 彼の心がほぐれるのを 期待するマスター
【マサムネ】 俺の握り飯だ 米粒くらいなら食えるだろ
しかし、彼の難しい顔が 穏やかになることはなかった
Next: 110011212