110034213 デュランダル 『英雄の駆ける道』
あれ以来、剣の腕を上げるため 特訓を開始したデュランダル マスターもその様子を見守っている
しかし…、
【デュランダル】 くっ…ダメだ… どうしても壁を越えられない… 私は…やはり名剣ではないのか…
【デュランダル】 …っ! あれは…
デュランダルの見つめる先には、 あの日花をくれた少女… 高台に生える花を摘もうとしている
【デュランダル】 危険な真似を……いや、 他人を気にかけている余裕は 今の私にはない…特訓を…
その時だった 「きゃあっ!!」
【デュランダル】 !!
無理な体勢で花を摘んだ少女が、 高台から足を滑らせ落下した
【デュランダル】 …くっ!!
次の瞬間!光に包まれた デュランダルは、落ちてくる少女を 目にも止まらぬ速度でキャッチした
あ…ありがとう… と、少女
【デュランダル】 礼には及ばない レディを救うのは… 騎士の掟だ
【デュランダル】 …今、わかった気がしたよ、 マスター
【デュランダル】 これまでの私は… 自分のことだけに 必死すぎた…
【デュランダル】 私を気に掛けてくれた少女のために 動いた時…私の中のなにかが変わった 誰かのために戦う気持ち…
【デュランダル】 これは私の新たな“剣”になりそうだ
【デュランダル】 新奥義 『英雄の駆ける道』 と名付けよう
それはまさしく、 彼が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
選択肢:
- 自信…手に入れたみたいだね → select_label_01へ
- それは、なによりも強い剣だね → select_label_02へ
- やはり君は…名剣だったよ → select_label_03へ
それはまさしく、 彼が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
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【デュランダル】 そのヒントをくれたのは… あなただ、マスター
select_label_02:
【デュランダル】 あぁ、これからも磨き続けるよ
select_label_03:
【デュランダル】 ありがとう、その名に恥じぬよう 研鑽を重ねるよ
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【デュランダル】 重苦から抜け出すには、 私自身が今より強くなるしかない そして、今日ひとつ強くなれた
【デュランダル】 ありがとう、君のおかげだ
少女に礼を述べるデュランダル 「初めて笑ったね」と少女が返す
【デュランダル】 …え?
はい、あげる これからもがんばってね! と、彼に花を渡す少女
【デュランダル】 ふっ、お姫様…人のことを 想いやれる貴女に教えて頂きました
【デュランダル】 私も…貴女のような 優しさを持ちたいと思います それが私の…騎士道です
その笑顔には、優しさという 小さな花が芽吹いているようだった
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