110160120 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第16章 ネオ・ユートピア 第1話 キラーズとバイブス-2
【ラグナロク】 なるほど 想定よりも遅かったけれど、 運命の歯車は確かに噛み合っている
【ラグナロク】 …あなたがティルフィング そう…この世界線では、そうなるのね
【ティルフィング】 私が何か?
【ラグナロク】 聞きとがめる必要はない あなたには関係のないことだから…
【ラグナロク】 ところで、私を止めると言っていた ようだけれど?
【モラベガ】 そうだよ! 私達とアルマスが力を合わせれば きっと先に進めるんだからっ
【アルマス】 待って、モラベガ その前に聞きたいことがあるの!
【ティルフィング】 はい 私もお尋ねしたいことがあります
【アルマス】 ティルフィングも?
【ティルフィング】 ごめんなさい、アルマス 先に良いでしょうか?
【レーヴァテイン】 ティルがそんなこと言うなんて… 珍しい…
【アルマス】 ええと…それじゃ、どうぞ
【ティルフィング】 ありがとうございます
【ティルフィング】 ラグナロク…アナタは太古のキル姫、 エンシェントキラーズですね?
【ラグナロク】 …………
【アルマス】 エンシェントキラーズ? 何それ?
【ティターニア】 アルマス…オベロンの話を真面目に 聞いてなかったから…
【モラベガ】 私達も知らないよ! 誰、それ~?
【レーヴァテイン】 …天上世界での話よね? それにしたって…
【ティルフィング】 レーヴァ、アナタの言いたいことは 分かります
【ティルフィング】 私もエンシェントキラーズと お会いしたことはありませんから
【ティルフィング】 彼女達の存在は記録として残されて いるだけでした… かつての天上世界…
【ティルフィング】 そこで神々に創られながら、神々に 弓引き、敗北して封印されたという 太古のキル姫
【ティルフィング】 それが…エンシェントキラーズです
【アルマス】 封印された? だったら、どうしてここにいるのよ?
【ティルフィング】 彼女達は封印を解いて復活しています その記憶が、私の中にあるんです
【レーヴァテイン】 会ったことないって… 言ってなかった…?
【ティルフィング】 私はお会いしたことがありません けれど、私の中の“グリード”が 彼女達と会っていたんです
【レーヴァテイン】 グリードが…
【アルマス】 ちょっと待って! 今度は“グリード”!? 急に新しい単語が出過ぎっ
Next: 110160130