110160150 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第16章 ネオ・ユートピア 第１話 キラーズとバイブス-5
【ラグナロク】
私は争いの根源を絶つ術を求めて
ユグドラシルに潜った
【ラグナロク】
そこで一つの真実を知ったの
【アルマス】
共鳴が争いを引き起こす…
なんて言わないでよ
【ティルフィング】
共鳴もバイブスも、もちろん
斬ル姫だって争いの元凶では
ありません！
【レーヴァテイン】
マスターと斬ル姫の繋がりは…
悪なんかじゃない
【ラグナロク】
早合点が過ぎるわ
拙速な理解は真理を見誤らせる
【ラグナロク】
折角、無用な会話につきあって
いるのだから、黙って聞きなさい
【アルマス】
ぐぬぬ…
【ラグナロク】
ユグドラシルで知った真実…
それはキラーズとバイブスの関係よ
【ティターニア】 どちらも、マナの亜種ですね…
【ラグナロク】
通常の理解はそのくらい
でも、より詳細に調べて分かったわ
キラーズとバイブスは…
【ラグナロク】
元々、一つのマナ
【ラグナロク】
一つのマナが二つに分かれて
キラーズとバイブスになった
【ラグナロク】
だから互いに引かれ合う
適合するものとしないものが
あるのも分かれ方の違いよ
【ラグナロク】
粗い説明になるけれど、
一つの球体を二つに割ったとして
その断面は様々でしょう？
【ラグナロク】
その断面に、合うか合わないか
それが適合するかしないかの差
【ティターニア】 …その説明だと、本来、バイブスと キラーズは一対一でしか適合しません
【ティターニア】 けれど、こちらのマスターのように 複数の斬ル姫と適合する方も いらっしゃいます
【ティターニア】 アナタの説明とは矛盾するのでは？
【ラグナロク】
悪くない疑問だ
先程、粗い説明だと言った
【ラグナロク】
バイブスとキラーズの適合は
完全な一致でなくとも成立する
断面がある程度、合えば良い
【ラグナロク】
だから一つのバイブスが複数の
キラーズと適合することは
何ら不思議ではない
【アルマス】
そんな大雑把なものだったの…？
【ラグナロク】
無論、完全に適合することもある
私が見てきた中にも、他の斬ル姫と
明らかに扱いが違うキル姫はいた
【ラグナロク】
そういうバイブス所持者と斬ル姫の
繋がりは尋常でなかった
【ラグナロク】
そこのバイブス所持者にも、
ただ一人、特別な斬ル姫がいるのかも
しれないな
【アルマス】
マスター…！？
選択肢:
- 特別なキル姫は… → select_label_01へ
マスター…！？
select_label_01:
【アルマス】
言わなくて良いわよ！
【ティルフィング】
…そ、そうですねっ
そんな場合ではありませんからっ
【レーヴァテイン】
…………
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