1140101 天上編 第1章 ラグナの脅威 第4話 教会の掟 バトル開始前の会話
【デュリン】 “キル・オーダー”?
【デュリン】 『キラープリンセスは いかなる理由があろうと 人間を殺してはならない』とか、
【デュリン】 『“淘汰”はキラープリンセスに とって最優先事項であり、 何人たりとも介入不能』とか…
【デュリン】 キラープリンセスに関する 絶対原則のことよ
【ティルフィング】 キル・オーダーは“ラグナロク教会” により定められています
【ティルフィング】 私達、キラープリンセスや マスター、デュリンたち担当者は―
【ティルフィング】 みんな“ラグナロク教会”に 属しているんです
【デュリン】 教会と銘打たれてるけど… 異族討伐に特化した組織だと 考えればいいわ
【デュリン】 世界樹・ユグドラシルの麓にある 『ラグナ大聖堂』が総本山…
【デュリン】 アタシ達は今、洗礼を受け、 マスターという称号を授かりに そこへ向かってるってこと
【ティルフィング】 ねぇ、デュリン… 私も聞きたいんだけど…
【デュリン】 …なに?
【ティルフィング】 もし、キル・オーダーを… 私達の“戒律”を破ったら どうなるの?
【デュリン】 はぁ? 急になに言い出してるのよ!?
【ティルフィング】 あ…別に、深い意味はないの ただ…異族の殲滅にせよ、 淘汰にせよ…
【ティルフィング】 私達は闘うことが宿命づけられている
【ティルフィング】 もし、その闘いを放棄したら どうなるのかって… ふと疑問に思っただけ
【デュリン】 …そんなバカな疑問は捨てることね “粛清”の対象になるわよ?
【ティルフィング】 粛清…!?
【デュリン】 マスター共々、さよならすることに なるって言ってるの …ほら、アンタも気をつけなさい?
【ティルフィング】 どうあがいても…闘いの螺旋から 逃れることは出来ないのね…
【デュリン】 異族から世界を救うため、 失われた記憶を取り戻すため… 名目はいくらでもあるわ
【デュリン】 でもそのすべては、 闘いに帰結する…
【デュリン】 殺し合いが、 アナタたちキラープリンセスの 存在意義である限り…
【デュリン】 ティルフィング…まだ悩んでるの?
【ティルフィング】 …ううん…落ち込んでいたって 何が変わるというわけでもないもの
【ティルフィング】 戦いの螺旋… それが私の宿命ならば仕方ないもの むしろ望むところだわ!
【デュリン】 そうね、立ち止まってても 仕方ないわね…いずれ、 アンタなりの答えが見つかるわ
【デュリン】 さぁ、街まで、あと少し… 一気に行くわよ!
【ティルフィング】 マスター、ご安心ください。 この命にかえても…お守りします!
Next: 1140102