1240101 天上編 第２章 悪魔の子 第４話 悪魔の子 バトル開始前の会話
【ティルフィング】
見つけた！
マスター、あそこです！
【祀官】
…逃げられると思ったのか？
異族から…蔑んだ村人の視線から？
…浅はかなガキだ
【トト】
離せよ！
離せって言ってんだろ！！
【祀官】
…どこへ逃げようと、
かけられた呪いから
逃れることは決して出来ない
【祀官】
その呪いはどこまでも
果てしなくお前にまとわりつく
…永遠に、絶対にだ！！
【トト】
う…うぅ…！
【デュリン】
よしなさい！
子供相手になにを考えてんの！？
【祀官】
…！
【祀官】
ここにいらっしゃったということは、
村人から話を聞いた…
ということですな？
【祀官】
この子は異族を引き寄せる…
村に置いておくわけには
いかないのです
【デュリン】
聞いたわよ、
天使がどうとかって話は
たとえ、その子が悪魔の子だろうと…
【祀官】
悪魔の子などと言うな！！
【デュリン】
？！
…あ…え…？
【祀官】
…悪魔の子ではない、
天使を目撃したがゆえ、
異族に追われるようになっただけだ
【デュリン】
だから！なんでそこで、
追放って結論になるのよ！？
村で守るって選択肢も…
【祀官】
では…あの村に連れ戻せというのか？
この子を見限ったあの村に…？
【デュリン】
…！
【祀官】
お前たちは
コイツの境遇を理解していない
【祀官】
天使を目にした瞬間から…
帰る場所も、助けを差し伸べる者も…
そのすべてが消え失せたのだ
【祀官】
…役立たずのラグナロクが、
口を出すな！行くぞ、トト！！
【トト】
…イヤだ…イヤだ！！
【祀官】
くっ！？
トト、待て！！
【デュリン】
ティルフィング、追って！
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