1310102 天上編 第3章 マスターの条件 第1話 暴走 バトル終了後の会話
【デュリン】 早い…っ! どうして、あんなに動けるの!? 瀕死のはずだったのに…!?
【ディーン】 チッ…出来損ないのクセに、 面倒かけさせやがって…
【ティルフィング】 そんな言い方…! 暴走したとはいえ、 苦楽を共にした仲間じゃないですか!
【ディーン】 なに言ってんだよ、ティルフィング? マスターにとって、 キラープリンセスはただの手駒だろ
【ティルフィング】 っ……手駒だなんて…
【ディーン】 しかし、見れば見るほど… マジで人間らしいっつーか、 女性らしいっつーか…
【ディーン】 ロンギヌスの始末を終えたら、 ウチの隊への移籍… マジで考えてみねぇか?
【ティルフィング】 …ロンギヌスを殺めることに、 躊躇は無いんですか?
【ディーン】 躊躇…?…なんで?
【ティルフィング】 なんでって… 暴走したとはいえ、ロンギヌスは アナタの仲間じゃないですか!
【ディーン】 そいつは違うぜ、ティルフィング。 “暴走したとはいえ”じゃない、 “もう暴走しちまった”んだ
【ディーン】 その一線を越えちまったら、 後戻りは出来ねぇ
【ティルフィング】 でも…
【ディーン】 そっちのお仲間は 理解してるみたいだぜ
【ティルフィング】 デュリン…!?
【デュリン】 …我々ラグナロクの仕事は、 民間人をあらゆる脅威から守ること
【デュリン】 …その我々の不祥事で 人々に危険が及ぶような事態は、 決してあってはならない
【ディーン】 いつ暴走するかもわからない キラープリンセスに、 情なんてかける必要は無いってことだ
【ディーン】 新人マスター、 お前もよく覚えとけよ
【ティルフィング】 …………
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