1450101 天上編 第４章 星追い人 第５話 流星の煌めき バトル開始前の会話
【ティルフィング】
お爺さん…もう、目が…
【学者さま】
バカ言うな！
まだ時折り、見えることもある…
今は調子が悪いだけじゃ！
【ディーン】
話は後だ、おい、爺さん…
その小さな望遠鏡、持ってく気かよ？
邪魔になるだけだぜ？
【学者さま】
たわけーっ！！
ワシから天文学を取ったら、
なにが残ると言うんじゃ！！
【ディーン】
それ…
自分が能無しだって
言ってるようなもんだぜ？
【トト】
あった！！
入域許可証！！
これでしょ、爺ちゃん！！
【学者さま】
それは、通行手形！？
この小っちゃな異族め！！
なぜ、そのありかを…
【デュリン】
望遠鏡の土台に隠してあるって
言ってたじゃない…
ともかく、早く外に…！
【ティルフィング】
待って！
まだ、お爺さんの奥様が…！
お爺さん、奥様は！？
【学者さま】
…表におるわい
【ディーン】
表に！？
んなバカな…外は異族だらけだぜ！？
【学者さま】
婆さんの方が先におったんじゃ
後から来たのは
異族のほうじゃろうが！？
【デュリン】
そんな理屈、
異族に通用するはずないでしょ！！
マズいわ…！
【ティルフィング】
とにかく、急いで表に出ましょう！
お爺さん、私におぶさってください！
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