Phantom of the Kill

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1510101 天上編 第5章 寡黙な番人 第1話 そびえる外壁 バトル開始前の会話

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005_Windmill.png

0.png 【デュリン】 ティルフィング! …ちょっと、ティルフィング!!

24.png 【ティルフィング】 え…? あぁ、どうしたの?

0.png 【デュリン】 どうしたの、じゃないわよ! ペースが早過ぎるっての! トトもいるのよ!?

4.png 【トト】 ゼェ…ゼェ…ゼハァーッ!! …だ、大丈夫だよ、ティルフィン …ブフゥーッ!!

24.png 【ティルフィング】 ご、ごめんなさい、トト! 少しペースを落とすから!

0.png 【デュリン】 …学者さまの目が心配なのは わかるけど、焦ったって しょうがないでしょ?

0.png 【デュリン】 医者の当てがあるわけでも ないんだし…

24.png 【ティルフィング】 ごめんなさい…こうしている間も、 お爺さんの目の治る可能性が 薄れていると思うと…

6.png 【ディーン】 心配すんな、ティルフィング… これ以上の最短ルートはねぇよ

6.png 【ディーン】 中奏官への昇進が決まって、 人民区へのルートは 何度も確認したからな

24.png 【ティルフィング】 ええ。でも…やっぱり、 お爺さんを連れて来た方が 良かったんじゃ…

0.png 【デュリン】 王都に追われてる話が本当なら、 爺さんを連れて行くわけには いかないでしょ

6.png 【ディーン】 …なぁ 爺ぃが言ってた“暦”の話 …本当だと思うか?

0.png 【デュリン】 わからない… 王国が歴史をねつ造してるなんて、 にわかには信じ難いけど…

0.png 【デュリン】 ともかく…爺さんが言ってた、 王立学術院のノーブル教授…

0.png 【デュリン】 その人物に暦を渡すことしか、 アタシ達にできることはないわ

6.png 【ディーン】 “アタシ達に”って… それはお前らの案件だろ?

0.png 【デュリン】 え?

6.png 【ディーン】 それは、お前らが 引き受けたことだって言ってんだ 俺らには関係ねぇだろ?

4.png 【トト】 な、なんだよ、それ…!? 投げ出すのかよ!?

6.png 【ディーン】 あ? …勘違いしてんじゃねぇぞ、クソガキ

6.png 【ディーン】 俺らはたまたま方向が一緒だから 同行してるだけだ 勝手になれあってんじゃねぇよ、バカ

4.png 【トト】 ぐっ…!

4.png 【トト】 なんなんだよ、ディーンのヤツ… 急に自分は関係ないなんて 言い出してさ

4.png 【トト】 せっかく、 ここまで一緒に来たのに…

0.png 【デュリン】 いいえ、アイツの言う通りよ 今は道を共にしてるけど…

0.png 【デュリン】 別の隊である以上、 いつかは別の道を歩むことになる 頼り切ってはダメよ

0.png 【デュリン】 それにアイツは、 これから中奏官になる身…

0.png 【デュリン】 アタシ達の面倒に 巻き込んじゃいけない

0.png 【デュリン】 もし昇進を妨げるような 事態にでもなったら、 どう責任取るのよ?

4.png 【トト】 …………

0.png 【デュリン】 どんなに親しくなろうと、 アイツは別の隊のマスター…

0.png 【デュリン】 むしろ感謝しなくちゃ いけないぐらいなのよ

6.png 【ディーン】 ったく…なにトロトロやってんだよ、 お前ら? 陽が暮れちまうぞ?

6.png 【ディーン】 ったく…行こうぜ、ティルフィング

24.png 【ティルフィング】 え…? あ、ちょっと…

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