1511003 天上編 第５章 寡黙な番人 第１話 そびえる外壁 バトル開始前の会話
【ティルフィング】
ここが…ヴァーミル入域関！
【デュリン】
…久しぶりに来たけど、
相変わらずの圧迫感ね
【ディーン】
おいおい、
ビビってんじゃねぇだろうな？
勝負はここからだぜ？
【デュリン】
そういうアンタこそ、
顔がこわばってるわよ？
柄にもなく、緊張してるわけ？
【ディーン】
うるせぇ…俺のは、
別の緊張感だっつーの
【ティルフィング】
別の…？
【ディーン】
ここを越えりゃあ、王都に一歩近づく
…待ちわびてたんだぜ、この日を
緊張のひとつもするっつーの
【デュリン】
そっか…そうだったわね
【ティルフィング】
きっと、ロンギヌスが
天国で喜んでますね
…おめでとうございます
【ディーン】
バ、バカ…気が早いっての！
まだ関所も越えてねぇじゃねぇか、
まったく…
【トト】
顔、まっかっかだぞ？
【ディーン】
うるせぇ！！
ともかく無事に関所を通過するまでは
気が抜けねぇってことだ
【ティルフィング】
…っ！
そのようです…異族が近付いてます
【デュリン】
はあ！？
外壁の、こんな近くまで…！？
【ディーン】
ヘッ、丁度いい…
派手にブッ倒して、
人民区行きの景気づけにしてやるぜ！
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