1541003 天上編 第5章 寡黙な番人 第4話 潜入 バトル終了後の会話
【ティルフィング】 …オルトさん
【オルト】 ………… …君は…どこかで…
【ティルフィング】 すいません… こんなところまで押しかけたりして
【オルト】 そうか…ラグナロクの… 私を、脅しに来たのか?
【ティルフィング】 そんなつもりはありません …どうしても、話を聞いて いただきたくて伺ったんです
【オルト】 …話なら、関所で聞く…帰れ
【デュリン】 関所で…? 軍の取調室の間違いじゃない?
【デュリン】 …アタシ達は 軍の取調官と話したいんじゃない、 アナタと話がしたいの
【オルト】 …あの許可証は、 お前達の物ではない どうやって手に入れたのだ?
【ティルフィング】 私達は…学者さまから、 ある物を託されました
【ティルフィング】 それを王都に届ける代わりに、 お借りすることが出来たんです
【デュリン】 …この世界の常識を覆す物らしいわ それのおかげで、 学者さまは王都を追われたみたい
【デュリン】 …息子のアナタなら、 それがなにか知ってるんじゃない?
【オルト】 “暦”か…まったく…まだ、 あんなものにかまけているのか…
【ティルフィング】 やはり…アナタは、 ご子息のオルトさんなんですね!?
【ティルフィング】 お願いです、 人民区への入域を認めてください! 時間がないんです…
【ティルフィング】 お父様は失明の 危機に瀕しているんです!!
【オルト】 …失明…!?
【ティルフィング】 はい。早く人民区から お医者さんを連れて来なければ、 お父様の目から完全に光が失われる…
【ティルフィング】 暦よりなにより、 そのために私達は 入域を急いでいるんです!
【デュリン】 本人を連れて来ようにも、 王都に近付かせるのは危険だし…
【デュリン】 なにより…死んだ婆さんのそばを 離れるつもりはないって、 動きゃしないのよ
【デュリン】 償いだって言ってさ…
【オルト】 綺麗事を…光を奪われるのは、 当然の報いだ。気にかける必要はない
【ティルフィング】 …どういう意味ですか?
【オルト】 その“暦”だ…そいつのために、 あの男は家族を棄てたんだ
【オルト】 研究にのめり込み、 家族をかえりみることもない…
【ティルフィング】 今さらかもしれませんが、 お父様はそのことを悔いているんです だから…
【オルト】 なんと言われようと… おふくろを苦しめ続けたあの男を、 私は許すつもりはない
【ティルフィング】 オルトさん…
選択肢:
- ではなぜ…耕民区に暮らしてるんだ? → select_label_01へ
- ならばなぜ、父親を見捨てないんだ? → select_label_02へ
オルトさん…
select_label_01:
【オルト】 なに…?
【デュリン】 人民区ではなく、 耕民区に居続けるのは… → select_label_endへ
【デュリン】 学者さまが、 関所を訪れる日を待ってたんでしょ?
select_label_02:
【オルト】 なに…?
【デュリン】 学者さまが… アナタに渡された入域許可証を持って 関所を訪れる日を待ってるんでしょ? → select_label_endへ
【デュリン】 アナタに渡された入域許可証を手に、 やってくるのを…
select_label_end:
【オルト】 なにを、バカな…
【ティルフィング】 お父様…オルトさんのことを想い、 涙を流していらっしゃいました
【オルト】 …なに?
【ティルフィング】 せめて最後に、 息子の顔を見たかったと… そういって涙を流されたんです。
【ティルフィング】 それは…かつての過ちを 悔いている表れとは言えませんか?
【オルト】 ……
【ティルフィング】 オルトさん、お願いです どうか、お父様の気持ちを…
【オルト】 …おい、金はここに置いておくぞ
【ティルフィング】 え…? ちょ、ちょっと待ってください!
【オルト】 …父を助けてもらったことは、 礼を言おう
【オルト】 だが、 私はヴァーミル入域関を預かる ゲートキーパー…
【オルト】 どんな話をされようと、 この審判の目が揺れることはない
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