1710502 天上編 第7章 崩れゆく虚像 第1話 腐敗と策謀 自軍ユニット配置直後の会話
【黒奏官】 祀官殿…よろしいか?
【祀官】 黒奏官様…! これはいいところに…!
【黒奏官】 …なにか、問題でも?
【祀官】 ルシドラの町に 使者を送ったのですが、 やはり音沙汰がなく…
【黒奏官】 …先に申した通り、 此度の非常事態は 大陸全土に及ぶもの
【黒奏官】 混乱が生じているのは、 ルシドラだけではない
【黒奏官】 祀官殿…何卒、 このキトゥリス市場街の守備に 集中して頂きたい
【祀官】 しかし…
【黒奏官】 それより、ひとつ頼みがある 馬車を一台、 呼び付けてはもらえまいか?
【祀官】 馬車を…? それこそ、この非常時に…
【黒奏官】 いや… これは教皇様へ 貴重な情報を届ける重大事
【黒奏官】 最優先事項と捉えて頂きたい
【祀官】 わかりました…
【黒奏官】 頼みましたぞ
【祀官】 クッ…! 今も、人々が犠牲になっているかも しれないのに…
【祀官】 王都へ情報を届けることのほうが 重要だと言うのか…!
【エドガー】 …どうされました、祀官様?
【祀官】 エドガー中奏…! いや、実はひとつ心配事が…
【エドガー】 心配事?
【祀官】 隣町…ルシドラの教会と 連絡が取れないのです 異族の襲撃を受けている可能性が…
【エドガー】 …! …ルシドラの町までは?
【祀官】 馬を走らせれば、 一時間もかからぬかと…
【エドガー】 …わかりました 市場街の防備はカルロ隊に任せ、 様子を見てきます
【エドガー】 …馬をお願いできますか?
【黒奏官】 …馬車を手配した じきに…
【黒奏官】 …遊びが過ぎたか
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