20091303 ねむストーリー 『忍忍♪迅雷の斧』
あれから数日後
先日の異族が、仲間を引き連れ あのお店にやって来たと、 マスターから聞かされるねむ
【ねむ】 …! 私のこと…探してるんだ… 仕返しするために…
【ねむ】 助けに… いや、でも…
選択肢:
- どうする!? → select_label_01へ
- 助けに行かないの!? → select_label_02へ
- 早く行かなきゃ、あのおばさんが…! → select_label_03へ
助けに… いや、でも…
select_label_01:
【ねむ】 ………… どうするもなにも…
select_label_02:
【ねむ】 行ったら…また、みんなに…
select_label_03:
【ねむ】 おばちゃん…私…
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【ねむ】 マスター…ねむはね… 曲がったことが大キライなの…
【ねむ】 受けた恩は…絶対に返す… だから…
【ねむ】 助けるに決まってんじゃん! 行くわよ、マスター!!
物凄い速さで、店に駆けていくねむ
見ると、異族がおばさんの店を 荒らしまくっていた
【ねむ】 はいは〜い! ねむをお探し!? 私はここだよ〜!!
「そんな人数相手に無茶だ!」と 制止するマスター
【ねむ】 無茶でもなんでも… みんな、まとめて〜!
【ねむ】 ぶった斬〜るっ!!
大人数相手に、未だかつてない スピードで斧を振り回すねむ
それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
【ねむ】 新必殺奥義! その名も〜! 『忍忍♪迅雷の斧』!!
ふっ飛んでいく異族たち それを見ていた店の人たちが ざわつき始めた
【ねむ】 おばちゃん… 別に助けに来たわけじゃないよ
【ねむ】 この前、サービスしてもらった ごはんのお礼…
一人寂しそうに店を出ようとするねむ しかし、次の瞬間…
『パチパチパチッ!』 『わ〜っ!!』と 拍手喝采が店内に鳴り響いた
【ねむ】 …!?
【ねむ】 みんな… 怖がってたんじゃないの…?
【ねむ】 おばちゃん… こんな私に… ありがとうって言ってくれるの…?
【ねむ】 …え?打ち出の小槌…? この斧が?
【ねむ】 振ってもお金は出てこないけど… みんなを笑顔にすることは できる…か…
【ねむ】 うん!私…これからは、 みんなの“幸せ”のために この斧を振るよ!
【ねむ】 それが…ねむの戦う理由!
そう言ったねむの笑顔は とても輝いていた
【ねむ】 それにしても戦ったら… おなかすいちゃった! よ〜し!いっぱい食べるぞ〜!
【ねむ】 え〜、マスター! また、お金ないの!? もう貧乏なんだから〜!
【ねむ】 うぅ…やっぱり… 本物の打ち出の小槌が欲しい〜っ!
店の中は、いつまでも 温かい笑い声に包まれていた
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