202206131 限定クエスト ウェディングイベント レイニー×ウェディングプラン ストーリークエスト前編 レイニー×ウェディングプラン ストーリークエスト 前編 4 - 【EP3】職人デオン・デュカキス レイニー×ウェディングプラン【EP3】 レイニー×ウェディングプラン【EP3】 戦闘前
【グラーシーザ】
それでは、かのじょさまが
せわになっているおじさんが
けっこんをおゆるしにならないと？
【男性】 ええ、何度もご挨拶には伺っていて 以前は結婚を許さないなんて 雰囲気はなかったのですが…
【女性】 いざ日取りを決めましょうって 話し始めたらおじさんは急に 不機嫌になってしまって…
【女性】 おじさんなら、 すんなりと了承してもらえると 思っていたのですが…
【女性】 まさかこんなことになるなんて…
【アルマス】 両親は早くに亡くなられて、 そのおじさんがあなたを 引き取ったということなのよね？
【女性】 はい、おじさんには一生かかっても 返しきれないほどの恩があります
【女性】 そんな父親代わりとも いえるおじさんを 切り捨てていくなんて私には…
【女性】 おじさんにはちゃんと祝福されて 結婚したいんです
【グラーシーザ】
…しつれいですが
おじさんのお名前に
見おぼえがありまして
【女性】 父をご存知なんですね！ さすがは腕利きのプランナーさん
【グラーシーザ】
まあ、それもあるのですがね
べつのイミでも
しっているといいますか…
すると、小声でグラーシーザに 問いかけるアルマス
【アルマス】 グラーシーザ、どういうこと？
【グラーシーザ】
デオン・デュカキス…
この名にききおぼえはないか？
【アルマス】 デオン…デオン…？ 確かに、どっかで… あっ！
【グラーシーザ】
おもいだしたようだな
【アルマス】 え？でも…
【グラーシーザ】
デオンはこくおうだったが、
そのしそんのなかには、くにを出て
くらしているものもいる
【グラーシーザ】
この子のいうおじさんもそうだ
けっこんしきのそうしょくを
てがけるしょくにんになったのだ
【グラーシーザ】
そのぎじゅつのすばらしさは
右に出るものがいないとまで
いわれているしょくにんになった
【グラーシーザ】
それからは、だいだい
しょくにんはデオン・デュカキスの
名をつぐようになったそうだ
【グラーシーザ】
うちがとりひきできるのも
あたしがデオンの
しりあいだったからだ
【アルマス】 へー、そんなことがあったの 世間って案外狭いのね
【アルマス】 あれ？…でも、それなら式が どれだけ大事かって わかってる人ってことよね！？
【アルマス】 そんな人が 娘のような人の 結婚式を許さないなんて…
【グラーシーザ】
こらっ
こえが大きいぞアルマス！
【アルマス】 あ、ごめんなさい！
【女性】 いえ、いいんです 私達の話を誰が聞いたって 同じ反応になるでしょうから
【アルマス】 よし！ …私がガツンと説得してやるわ
【グラーシーザ】
お、おい
よりそうきもちがゆえでも
それはきゅうすぎるぞ！
【女性】 ええ、ガツンとお願いします！
【グラーシーザ】
なっ！？
そこはとめるところでは
ないのか？
【女性】 いえ、絶対ガツンと 言ってもらったほうがいいんです！
【男性】 すみません こうなると俺でも止められなくて…
【デオン】 話などない、である 帰るのである
【アルマス】 なっ！？
【アルマス】 何よあの頑固親父！
【アルマス】 …ってごめんなさい！
【女性】 ふふ、いいんですよ 頑固なのは本当のことですから
【女性】 …そんな職人気質なところが かっこよくて憧れだったんですけど こんな時までは困っちゃいますね
【アルマス】 憧れ…
【アルマス】 今の嫌だなって気持ちが その憧れをなかったことになんて しないのよね…
【アルマス】 だから、ちゃんと話を聞いて わかってほしいだけなのに…
【女性】 …そうですね
【女性】 あの、そんな風に言ってくれる人 初めてで…アルマスさんも そういった経験があるんですか？
【アルマス】 経験？ …そっか、この気持ち お姉ちゃんに対してと一緒なんだ
【アルマス】 …寂しいって気持ちは そういうことだったんだ
【アルマス】 ふたりの式までには必ず デオンに認めてもらえるように 尽力するわ！
【女性】 あ、アルマスさん！？
【グラーシーザ】
アルマス！
ひとりでつっぱしったら
よりそうあいてをおいこしてしまうぞ
【グラーシーザ】
…だが、そのいきやよし！
ではおふたり、今日のところは
ここでしつれいしますね
【カップル】 は、はい…？
【グラーシーザ】
おーいアルマス！
【アルマス】 グラーシーザ、来てくれたのね
【グラーシーザ】
バイトとはいえあいぼうだからな
ひとりにはしないさ
【グラーシーザ】
それよりも、だ
デオンにかんして聞いたうわさを
思い出したんだ
【アルマス】 よく思い出してくれたわ！ 頑固親父攻略に一歩近づいたわね
デオンは常日頃、周りの職人仲間に 娘の式は自身の飾りつけで盛大に 送り出すのが夢だと言っていた…
グラーシーザはそのように 聞いたと話す
【グラーシーザ】
こども思いのじんぶつだそうだが
こどものこいびとをきらっていた
というような話は聞いたことがない
【アルマス】 彼も何度も会ってた って言ってたしね… ならなおさらどうして？
【グラーシーザ】
それがわからんことには
どうしようもできないのかもしれん
【アルマス】 なら、砕けるまで 当たってみるしかないわね！
【グラーシーザ】
くだけないようにねがいたい！
【デオン】 話すことなどないと、 言ったのである！
【アルマス】 こっちはあるのよ あの子の想いを嫌ってほど ぶつけてやるわ
【デオン】 …娘の想いが嫌になる親は いないのである
【アルマス】 何を言ったって無駄…え？
【グラーシーザ】
…あなたはこども思いでゆうめいだ
かのじょたちにりゆうがないなら
なにをそこまでいこじになるんだ
【アルマス】 何か問題があるっていうなら 私達が解決の手伝いをするわ
【デオン】 …問題なんてないのである
【アルマス】 ならどうして！
【デオン】 余に資格がないだけである
【グラーシーザ】
しかく…？
【デオン】 …まだ仕事があるのである もう帰っていただきたい
【アルマス】 まだ話は終わってないわ！
【グラーシーザ】
いや、アルマス
今日はいったんかえろう
【アルマス】 どうして！？ 悔しくないのグラーシーザ
【グラーシーザ】
今日のところはかえるだけだ
また、話にきます
【アルマス】 ちょっと、グラーシーザ！
【デオン】 …………
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