202208031 限定クエスト 未分類 のりプロのファンキル大作戦! ストーリークエスト 白雪みしろ編 3 - みしろの異世界朗読会 のりプロのファンキル大作戦!白雪みしろ編-2 のりプロのファンキル大作戦!白雪みしろ編-2 戦闘前
【ラブリュス】 残念だったね、みしろ ASMRの機材がなくて
【白雪みしろ】 そうですね… そもそもその手の機材が 存在しなかったとは思いませんでした
【白雪みしろ】 でも、 ラブリュスと出会えて、 楽しかったです
【ラブリュス】 わたしも! みしろと出会えて、 最高にハッピーだった♪
【ラブリュス】 みしろの声なら、 機材がなくても別の方法で オーディエンスを魅了できるよ!
【ラブリュス】 すっごく綺麗な声だし、 ずっと聴いてたいって 思えちゃうもん
【ラブリュス】 わたしみたいにライブとか やってみない?
【白雪みしろ】 ラブリュスのお墨付きなら、 自信を持てます それに次の指針も決まりました
【ラブリュス】 じゃあね!
【白雪みしろ】 はい、また会う日まで!
こうして、ラブリュスは 次のコンサート会場がある街へと 去っていった
【白雪みしろ】 さてと……
【白雪みしろ】 ASMRは出来ませんでしたが、 ラブリュスが言ってくれたように なにか別の方法を……
【白雪みしろ】 ライブのような形で 一度に多くの人に…… ……あ
みしろが閃いたのは――
【白雪みしろ】 朗読会なら前の世界で やってましたし、読み聞かせなら!
【白雪みしろ】 昔々、あるところに かわいい女の子がいました
【白雪みしろ】 女の子はいつも 赤い頭巾をかぶっていたので、 赤ずきんと呼ばれていました
街の広場で突然始まった朗読会
最初は物珍しさで 脚を止める人はいたが、 あまり聞き入る人は少ない
【白雪みしろ】 やはり、この世界では こういったものへの興味は 薄いのでしょうか
人が集まらないことに内心 悩むみしろだったが、 そんな時――
【プタハ】 素晴らしい
【白雪みしろ】 ……え?
【プタハ】 なんという優しい声じゃ
【白雪みしろ】 あ、あの…あなたは?
【プタハ】 創造主の杖、プタハという
【プタハ】 我もよく街の子供たちに 読み聞かせをしておるが…… そなたの声に惚れ入ったぞ
【白雪みしろ】 あ、ありがとうございます
【白雪みしろ】 バーチャルメイド、白雪みしろです
【白雪みしろ】 ご主人様に癒しの ひと時をお届けできるよう、
【白雪みしろ】 誠心誠意、 サポートさせていただきます
【プタハ】 ふむ、その奉仕の精神 ますます素晴らしい
【プタハ】 みしろとやら、 もしよければ、子供たちに 聞かせてやってはくれまいか
【白雪みしろ】 も、もちろんです!!
プタハが連れてきたたくさんの 子供たちの前で、 みしろは朗読を始めた
【白雪みしろ】 昔々、シンデレラと呼ばれる 美しくて心の優しい娘がいました
心のこもった朗読を、 聞いている街の子供たち
皆が皆、穏やかな 微笑みを見せている
――が、
その幸せな空間を引き裂く 招かざる客が現れた
【魔獣】 グオオオオオオォ!!
【白雪みしろ・プタハ】 !!
【白雪みしろ】 ま、魔獣…!
【プタハ】 子供たちの楽しみを奪うのは許さぬ
武器を取り出すプタハ
【白雪みしろ】 待ってください!
【白雪みしろ】 みしろも戦います! 癒しの時間を邪魔するものは 許しませんっ
【プタハ】 ふっ、心強い
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