202208170 限定クエスト 夏祭りイベント アナタと巡り、見上げた大輪の花 -第2話 残光の庭、宵の青葉そして…- アナタと巡り、見上げた大輪の花 -第2話 残光の庭、宵の青葉そして…- 7 - 残光の庭、宵の青葉そして…-7 残光の庭、宵の青葉そして…-7 残光の庭、宵の青葉そして…-7
【子ども】 ありがとう、おねえちゃん!
【七支刀】 今度は風に飛ばされないよう しっかり結びつけておきましょうね
【子ども】 うん!
【母親】 本当にすみません また別の短冊に 書けばいいだけだったのに…
【子ども】 だって… せっかくいっしょうけんめい 書いたんだもん
【七支刀】 その短冊にたくさん気持ちを込めて 願い事を書いたんですよね
【七支刀】 その思いはきっと届きます 願い事は叶いますよ!
【ミーミル】 無事、届けることができて 何よりでございます
【ミーミル】 …………
【ミーミル】 マスター様、あちらの少年の 気持ちを私なりに 分析してみたのですが…
【ミーミル】 別の短冊に同じ願い事を 書いたとしても、以前のものと 全く同じになるとは限りません
【ミーミル】 あの少年が拒んでいたのは、 そんな些細な、ですが重大な 違いではないでしょうか
【ミーミル】 初めに書いた短冊は 少年にとって唯一のものと 認識されていたのではないかと
【ミーミル】 …思い返せば、今までお会いしてきた キル姫の皆さんも 同じだったように思われます
【ミーミル】 皆さんひとり一人にとって 唯一のもの… では、私にとって唯一のものは…
【七支刀】 そう! そうなんです! ミーミル様!
【ミーミル】 ひゃっ…
【七支刀】 わたくしもそう思います! 同じことを書いても、 同じものではないんです!
【七支刀】 ここの笹に結ばれた たくさんの短冊 そこに書かれた一つ一つの願い事は…
【七支刀】 書いた方にとって、たった一つの 大切なものなんです だから…
【七支刀】 …………
【ミーミル】 七支刀さん?
【七支刀】 分かりました! わたくし、何も迷うことなんて なかったんですね
【ミーミル】 どうなさったのですかっ?
【七支刀】 ティルフィング様からいただいた 紙片のことです! わたくし、分かりました~♪
【七支刀】 何も心配することはなかったんです 「たった一つの願いを叶えて」 それはつまり…
【七支刀】 皆様、全ての願いを 叶えるということなんです!
【ミーミル】 なんと!? 何故、そのような結論に 至るのでしょう…
【七支刀】 だって、この短冊一つ一つに 書かれた願いは
【七支刀】 書いた方にとって、 たった一つの願いなんですよ
【七支刀】 何枚書いたとしても、一つ一つが 唯一の願いです
【七支刀】 だから、わたくしは全ての願い事に 真摯に向き合えば 良いだけのことだったんです!
【ミーミル】 全ての願い事に真摯に… でも、それでは…
【七支刀】 大丈夫です! 理想を追い求めていれば、 必ず辿り着けます
【七支刀】 さあ、ミーミル様 マスター様
【七支刀】 お二人もこちらの短冊に願い事を たくさん書いて下さいね!
【七支刀】 わたくしもたくさん書きます!
【七支刀】 世界中が平和で、世界中の人々が 幸せでありますように
【ミーミル】 …何だか圧倒されてしまいましたが
【ミーミル】 私も、願い事を 書きたいと存じます
【ミーミル】 …ところで、七支刀さん
【七支刀】 何ですか~? 短冊はまだまだありますよ~
【ミーミル】 いえ… ティルフィング様がどちらに 行かれたかご存知ありませんか?
【ミーミル】 実は…
【七支刀】 ティルフィング様とかくれんぼっ それは早く見つけたいですねっ
【七支刀】 わたくし、 会場の地図を持ってますので どうぞ
【七支刀】 ティルフィング様が 渡して下さったものですので… あれっ?
【ミーミル】 地図の裏に何か書いてありますっ
【七支刀】 「御霊の池にて」って 書いてますね
【ミーミル】 そんな… このご指示はニョイ子さんの いたところです
【ミーミル】 これでは、 ふりだしに戻ってしまいます…
【七支刀】 うーん… ん?あ、ふむふむ…
【ミーミル】 何かお気づきに!?
【七支刀】 はい! でも、わたくしが答えては いけないんだと思います
【七支刀】 ですので、一つだけ助言させて下さい 頭を使うんです!
【七支刀】 如意金箍棒様のところに 向かって下さい きっと大切なことですので
【ミーミル】 そうなのですね… 分かりました ご助言ありがとうございます
【七支刀】 あ!如意金箍棒様にも、 短冊に願い事を 書いてもらって下さいね~
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