20261203 ネス 『紅蓮秘絢・零炎』
あれから数日後─
幸い負傷した姫の怪我は軽く もうすっかり回復していた
【ミウナ】 …………
しかしミウナの心は 晴れていなかった
【ミウナ】 …あ、アンタ
落ち込んでいる彼女に マスターが声を掛ける
やっぱり女の子だね
【ミウナ】 …そう言われるのが 嫌だったけど…
【ミウナ】 こんなに女々しくイジけてちゃ そう言われても仕方ないね…
【ミウナ】 強がって鍛冶師ぶってみても 所詮は…
怪我した仲間のことを思いやって 寝ないでずっと看護をしていた
きみはとっても女の子らしい 優しい心の持ち主だよ
【ミウナ】 …!
はい、これ ま、プレゼントって ほどじゃないけど
【ミウナ】 …え?アタシに…?
選択肢:
- 隊に来て、今日で1ヶ月でしょ → select_label_01へ
- 女の子って記念日、好きでしょ → select_label_02へ
- 隊のみんながお世話になってるから → select_label_03へ
…え?アタシに…?
select_label_01:
【ミウナ】 そんなの…覚えてんの…?…あ!
select_label_02:
【ミウナ】 アタシが隊に来て…1ヶ月記念…?
select_label_03:
【ミウナ】 そんなの別にいいけど…あ
select_label_end:
【ミウナ】 これ…アタシが好きな… 鉱石で出来たペンダント
【ミウナ】 …もう 女の子扱いして…
【ミウナ】 でも、こういうのも悪くないね
【ミウナ】 目が覚めたよ 男とか女とか関係ない 自分の心に揺るぎない誇りがあれば
【ミウナ】 そんな簡単なこと 父さんや…
【ミウナ】 尊敬する騎士達に 教わってたはずなのに
【ミウナ】 あ~ぁ まだまだだな、アタシは!
【ミウナ】 でも…
【ミウナ】 強くなるよ 尊敬する人達のように!
【ミウナ】 心優しい…アンタの元で!
力強い目を見せるミウナ それは新たなるスキル 『紅蓮秘絢・零炎』誕生の瞬間だった
【ミウナ】 もう挫けない、折れない 光り輝く名刀のように
【ミウナ】 ってことで これからもよろしくね マスター!
彼女の目は 新たな輝きを宿していた
Next: 20261204