20281123 デュリン アニバーサル・ポップ
【ティルフィング】 さあ、一緒にお祝いしましょう
【デュリン】 ティルフィング!
ティルフィングが ケーキを持って現れる
【デュリン】 ど、どういうこと…?
【ティルフィング】 実はマスターと相談して、 ケーキの準備をしてたんです
ティルフィングが持つケーキに 目を落とすデュリン
【デュリン】 あ!
【デュリン】 アタシの大好きな… チョコレートケーキ
中には君の好きな ナッツも入ってるよ? と、マスターがしたり顔で応える
【デュリン】 …!
【デュリン】 も…もう…!
【デュリン】 …鼻に…ナッツ詰めるわよ!
お決まりのフレーズを マスターに浴びせるも、 その顔はとても嬉しそうで
【ティルフィング】 マスターが デュリンは小さいからなぁ と言っていたのは、
【ティルフィング】 ケーキのサイズを 気にしてたからなんですよ
【デュリン】 …!
【デュリン】 そ、そうだったんだ…
【ティルフィング】 マスターはデュリンが 食べきれるかどうか心配だって
【ティルフィング】 でも、平気ですよね?
【デュリン】 えへへ…当り前じゃない!
そう答える彼女に、 さっき、言いかけたことだけど 気にすることなんて何もない
「体は小さいけど、大きな元気と 勇気をいつも貰っているよ」 と感謝の思いを伝えるマスター
デュリンには助けられてる これからも一緒にいてほしい そう言ってマスターが笑う
【デュリン】 お…
【デュリン】 お礼を言いたいのは… こっちの方よ!
…と、言葉には出来なかったが、 マスターの想いを受け取ったデュリン
【デュリン】 もっと… もっと助けてあげたい… コイツを!
そう思った瞬間、 彼女の体が大きな光に包まれる
想いの強さが彼女に大きな力 『アニバーサル・ポップ』を与えた
【デュリン】 この感覚…もしかして… ユグドラシルから…?
【ティルフィング】 …え?
【デュリン】 ううん なんでもないわ
【デュリン】 それより これからは…
【デュリン】 みんなのため… ティルフィングのため… そして…アイツのために!
【デュリン】 アタシの力を役立てたい!
…と、
『パ~ン!』 『パ~ン!』
【デュリン】 キャッ!
仲間の姫たちも次々に姿を現す
【デュリン】 み、みんな…!
【ティルフィング】 マスターと相談して、 みんなでサプライズパーティー しようとも企画してたんですよ
【デュリン】 …ア、アタシのために……?
嬉しそうに笑うデュリン そして、マスターを見る
【デュリン】 えっと、その…
マスターにお礼を言いたいのだろうが 恥ずかしくて言い出せないようだ
そんなデュリンに 大丈夫だよ。伝わってる と言うマスター
【デュリン】 アタシの性分 お見通しってわけね
【デュリン】 こんなアタシだけど… これからも仲良くしてね
その思いを込め、 マスターにこう告げるデュリン
【デュリン】 えへへ、アンタ…
【デュリン】 いいとこあるじゃん!!
これが精いっぱいの感謝の言葉 マスターもちゃんと分かっている
かくして 楽しいパーティーが 始まったのだった
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