210111033 インテグラルノア編(擬彩されし不可逆世界編) 第11章 問いかける幻獣 ―ダイアローグ― 第１話 久遠問答-3 戦闘後
【ヴァング】 地底に行くだと！？
【クレイ】 ゴウバラさんのところで見た 資料にも載っていたね…
【エンクウ】 しかし…拙僧達は中心部の守りに つかねばならぬ 供はできぬが
【カミト】 構いません これはきっと、僕が為すべきこと だから
【ヴァング】 良い面構えだ 迷いは無いみてぇだな
【ヴァング】 カミト、お前の好きにしな 俺もこっちでやることがあるから 一緒には行けねぇが
【カミト】 兄貴は、こっちで何をするの？ やっぱり拠点探し？
【ヴァング】 何言ってんだ 拠点なら、もう見つかっただろうが
【カミト】 えっ？
【ヴァング】 ここだよ！ この中心部を俺達の拠点にするんだ！
【カミト】 えええええ！？ 兄貴…それって…火事場泥棒って 言うんじゃ…
【ヴァング】 人聞きの悪いこと言うな コマンドキラーズをひとまず 追い払ったとはいえ…
【ヴァング】 いつまた襲ってくるか分からねぇ んだぞ
【ヴァング】 ここの守りを固める必要が あるだろうが
【エンクウ】 まだゴウバラ殿も回復してはおらぬ ツカサ殿一人で中心部を守るのは 荷が重かろう
【ヴァング】 そこで、俺達の出番だ 利害が一致してんだよ
【ツカサ】 まあ、そういうことだね 僕はあまり前に出たくないし、 君達のことは…信頼している
【ヴァング】 何だよ、今の間は？
【ツカサ】 正直、君はあまり良く分からない エンクウとクレイが信頼している から認めてやっているだけだ
【ヴァング】 チッ… 中心部の連中とは、 どうにも馬が合わねぇな…
【ヴァング】 ま、そういうわけだから 俺達はここに残るぜ
【ヴァング】 地底がどんなところか分からねぇ カミト、気をつけてな
【カミト】 うん、ありがとう兄貴 行ってくる！
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