210121104 アダマス 『神聖プール王国の誓い』
――後日 再びマスターはアダマスに プールへと呼び出された
アダマスは前と同じく ビーチチェアに座って くつろいでいる
【アダマス】 やっと来たわね さ、早く四つん這いになりなさい
マスターはあらかじめ持ってきた 足置き台をアダマスの足元に置く
【アダマス】 フフ…そんなんじゃ 今日は許さないわよ? あんたを台に指名してるのよ
そう言ってアダマスは不敵に 笑うのだったが――
そんな二人の前に 以前ぶっ飛ばした ナンパ男達が現れる
【アダマス】 あら、また? バカは懲りないわねえ
ここは穏便にすまそうよ マスターが 言いかけたところで…
ナンパ男達は アダマスの足元に跪いた
【男1】 ぜひ俺… じゃなくて私達を いじめてください!
【アダマス】 あらあら… 目覚めちゃったの
【男2】 はい、そうなんです!
【アダマス】 でも…帰ってちょうだい バカと主従を組む気はないわ 退屈なだけだもの
【男2】 そんなこと言わずに、 いじめてくださいよ! 女王様!!
【アダマス】 …くどいわね バカなエゴマゾは これだから嫌なのよ
アダマスが鎖を手にすると 禍々しくも圧倒的な オーラを発しはじめた
それこそはアダマスの新しい奥義 『神聖プール王国の誓い』だ
【男1】 す…、すみませんでしたぁっ!
危険を察知した元ナンパ男たちは 脱兎のごとく逃げ去っていく
【アダマス】 …フン、あんなバカはいらないの あたしにはマスターだけ居れば い・い・の♪
アダマスは妖艶な笑みを浮かべ マスターに体をすり寄せて来る が――
ドンと押され プールに落ちるマスター
【アダマス】 あははっ! やっぱり可愛がるなら あんたに限るわね
慌てつつも笑顔になった アダマスを見て 安心するマスター
【アダマス】 ちょっと? いつまでもぼんやりしてないで 上がってきなさい
【アダマス】 ほら 手、貸してあげるから
引き上げられたと同時に マスターの腕へ 鎖がジャラリと巻きついた
【アダマス】 さ…邪魔者も消えたし、 今日は一日た~っぷり 奉仕してもらうわよ?
【アダマス】 うふふ…嬉しいでしょ?
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