210141073 インテグラルノア編(擬彩されし不可逆世界編) 第14章 ラルゴカタストロフィ―激突― 第１話 終焉の理を破る者-7 戦闘後
【トリシューラ】
アアアアアアアアアアア！
【トライデント】
アアアアアアアアアアア！
【ソロモン】
惜しい…！
逃がしてしまったわ…
【グラウ】 …暴走の反応、探知領域から全て 離脱しました
【ソロモン】
何てこと…
グラウ、すぐに追いましょう！
【グラウ】 それは推奨しません 再探知に時間がかかりすぎて 非効率です
【ソロモン】
でもっ…！
ああ、何てこと…
作戦を立て直す必要があるわ
【グラウ】 ソロモン 次の機会に備えましょう 今は優先すべきことがあります
【ソロモン】
そう…そうね…
暴走を解いたキル姫達の様子を
見ておかないと
【アポロン】
テュルソス～！
心配させないでよねっ
【テュルソス】
あははは…
迷惑かけちゃったわね
ごめんなさい…
【アスクレピオス】
まったくよ！
ほら、傷を見せなさい
治療するから
【グラーシーザ】
たおすことなくぼうそうをといて
みせるとは、みごとだな！
【ダモクレス】
ワズラもパラケルススも具合はどう？
【ワズラ】
まだ少し頭がぼんやりしていますが
問題ありません
【ワズラ】
それより…このワズラが契約を違える
なんて…これはワズラ自身に
罰を与えなければなりません
【パラケルスス】
加勢に来たはずが、
足を引っ張るような真似をして
しまったな…
【ケラウノス】
それなんだけど、三人ともどうして
暴走したのか思い当たる節は
あるかな？
【ワズラ】
それが…ワズラにもはっきりとは…
【ソロモン】
それについては私が説明するわ
【ケラウノス】
おお！
おっぱいお姉さ…もといソロモン！
【ソロモン】
不穏な発言が聞こえたけれど、
流しておきましょう
そんなことより…
【ソロモン】
テュルソス達が暴走してしまったのは
“終焉”の影響によるものなのよ！
【ケラウノス】
あ～、なるほどね～
よく分かったよ
【ソロモン】
ええっ？
今の発言だけで理解できたというの？
【ケラウノス】
私、そういうのすぐ分かっちゃうん
だよね～
【ケラウノス】
そうなると…テュルソス、
何か見たり聞いたりした？
それか、何かに触れたりとか
【ケラウノス】
君ってアスクレピオスやアポロンとは
別行動してたんだよね？
その間に変わったことはなかったかな
【テュルソス】
そうだね…
あ！そういえば見回りをしてたとき
黒い霧を纏ったキル姫がいたような…
【ソロモン】
もしかして…
【ネス】
待って下さい
わたしにはよく分からないので
順序立てて説明して欲しいです
【ソロモン】
そうよねっ
その反応が普通よね！
安心したわ
【ネス】
皆さん、ちっとも
規律正しくないんです
良くないと思います
【ソロモン】
ふふっ♪
ネスは良い子ね
【ネス】
むーっ…
頭を撫でないで下さいっ
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