210142063 インテグラルノア編(擬彩されし不可逆世界編) 第14章 ラルゴカタストロフィ―激突― 第２話 決着の刻-6 戦闘後
【グランテピエ】
せいっ！
【異族】
イイイイイイイ…
【グランテピエ】
こっちは倒し終えたけれど…
町全体に夥しい数の異族がいるよ
【ムー】 さすがの俺様も街中にいる異族を 一掃はできねぇな… 本気を出したら町が消し飛んじまう
【グランテピエ】
一体一体、
仕留めていくしかない、かな
【ムー】 うおおおお！ いくぜ、グラ！
【ヘレナ】
うーん…
無闇に駆け回っても非効率だと
ヘレナは思うなぁ
【グランテピエ】
ヘレナ！
こっちに来てたんだ
【ヘレナ】
テピ姉さんがヘレナに会いたがって
いると感じたからね…くふっ
【グランテピエ】
うん、そうだね
無理してないか心配してたよ
ヘレナは優しいから
【ヘレナ】
ふふっ
テピ姉さんは心配性だなぁ
【ヘレナ】
異族の群れならヘレナ達が連れてきた
キル姫達も手伝ってくれるから
じきに一掃できるよ
【ニール】 でも、何だかおかしな異族よね 町のあっちこっちに散らばって どこに行くわけでもないなんて
【グランテピエ】
…あ！
いけないっ
【ムー】 おおっと！ どうしたグラっ？
【マサムネ】
さっさと立て、アルテミス！
ここから離脱するぞ
【アルテミス】
すみません…
あなた達に助けてもらうことに
なるなんて…
【パラシュ】
フライクーゲルはいつまで
寝てるんだい？
早く立たないと置いていくよ
【フライクーゲル】
ソーリー…
まだ手足が痺れて…
ベァッドだよ…
【パラシュ】
仕方ないな…
彼女はボクが担いでいく
早く離れよう
【マサムネ】
うむ
【グランテピエ】
待って！
【マサムネ】
ようやく気づいたか
だが、遅い
【グランテピエ】
ああ…
行ってしまった
【ムー】 やってくれたな、あいつら！ 大量の異族を町に放ったのは 仲間を取り戻すためかよ！
【グランテピエ】
話し合う機会を作れると
思ったんだけどな…
【ムー】 気を落とすなって チャンスはまた作れば良いんだよ！
【グランテピエ】
うん…
ありがとう、ムー
【カリス】
やっほい！
グラ姉～っ
【グランテピエ】
カリスっ
君も来たんだ
【カリス】
カリスちゃん、
みんなをグラ姉のところに案内して
きたんだ！
【ミネルヴァ】
はじめまして
あなたがグランテピエですか？
【グランテピエ】
ミネルヴァ
ひょっとしてエンシェントのみんなが
ここに？
【ミネルヴァ】
そのようですね
グランテピエ、お尋ねしたいことが
あります
【グランテピエ】
うん
私も君達に伝えたいことがあるんだ
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