210144214 ティルフィング 海上遊戯・炎天下の奮起
数日後…
【ティルフィング】 お兄さん、お兄さんっ! きょうはなにをして あそびましょうか?
【ティルフィング】 きのうはうみでいーっぱい およぎかたをおしえて もらいましたし…
【ティルフィング】 あっ! スイカわりなんてどうですか? 私やったことなくて…!
異族との一件以降、 さらに距離が近づいた ティルフィング
マスターがそのことを 何気なく指摘すると…
【ティルフィング】 えっ!? そ、そう言われてみれば…!!
【ティルフィング】 うぅ…すみませんっ! ごめいわくでしたよね…?
【ティルフィング】 その… このまえ、お兄さんに いろいろとたすけてもらってから
【ティルフィング】 お兄さんになら あまえてもいいんだ…って、 ついおもうようになっちゃって…
【ティルフィング】 だ、だめですね私っ! もっとおとなにならないと…!
それを聞いたマスターは ぜんぜん構わないよ、と笑い…
子どもが大人に甘えるのは 当然のことだからね、と やさしく肯定する
【ティルフィング】 ほ、ほんとですか? ごめいわくじゃありませんか…?
【ティルフィング】 そう、ですか… お兄さんがいいなら、 おことばにあまえまして…!
ティルフィングの小さな両手が、 マスターの腕を ぎゅっとつかむ
【ティルフィング】 お兄さんっ! きょうも私と あそんでくださいっ!
【ティルフィング】 お兄さんとふたりで、 たのしいおもいでを たくさんつくりたいですっ…!
マスターにもっと甘えたい… そんなかわいらしい想いが募り
新たなスキル 『海上遊戯・炎天下の奮起』となって 彼女の心を満たした
【ティルフィング】 …わあっ! ありがとうございますっ! えへへっ…♪
その後、 はしゃぐティルフィングに ぐいぐいと引っ張られながら
二人は手をつなぎ、 仲良く浜辺を 歩いていくのだった…
Next: 210151010