210182111 インテグラルノア編(擬彩されし不可逆世界編) 第18章 ×××アポカリプス 第2話 支えるために-11 戦闘前
【ギャラルホルン】 おねーさん、終焉を受け入れてない のに、どうしてギャラルに 近づこうとするの…?
【ティルフィング】 それは、あなたをひとりにしたくない からです!
【ティルフィング】 あなたは怯えているのですね… 自分自身の有り様に
【ティルフィング】 世界を滅ぼす それこそが自分の役割だと考えて、 それを果たそうとして
【ティルフィング】 でも、そんな自分は危険視されるに 違いない そこまで理解できている
【ティルフィング】 だから怯えているんです 嫌われることに、否定されることに 過度に敏感になってしまう
【ティルフィング】 ギャラルホルン… 世界の終わりを認めるわけには いきません
【ティルフィング】 ですが、あなた自身を否定する つもりもないんです
【ティルフィング】 世界の終わりなんて望まなくても いいんですよ
【ティルフィング】 さあ、こちらへ
【ギャラルホルン】 …………
【ギャラルホルン】 ふふっ…あははっ ぬひひひひ
【ギャラルホルン】 ふぅ… おねーさんはとっても理性的ね
【ギャラルホルン】 そんなだから、異族を救うことも 新世界を創ることもできなかったのよ
【ティルフィング】 …………!?
【ギャラルホルン】 本当の救済はね 世界を終わらせること以外にないの
【ギャラルホルン】 長い長い間、ギャラルは見てきたの 聞いてきたの みんなの痛みを、嘆きを
【ギャラルホルン】 ギャラルはみんなの思いを受けて ギャラルになったのよ だから…
【ギャラルホルン】 世界を滅ぼしちゃダメっていう おねーさん達の方が間違ってるの
【ギャラルホルン】 やっぱり、ギャラルがちゃんと 分からせてあげないといけない みたいだね
【ギャラルホルン】 ほら…世界の嘆きが、 アナタにも聞こえるかしら
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