210192023 インテグラルノア編(擬彩されし不可逆世界編) 第19章 ワールドサルベイション 第2話 絶望と希望-2 戦闘後
【ラグナロク】 上手くフリズスキャールヴ達を 引き離せたみたいね 皆、頼りになるわ
【ラグナロク】 “終焉”がどんな脅威であっても 私達の進撃は止まらない!
【ラグナロク】 さあ、ユグドラシルの寝室を 目指して…えっ?
【ラグナロク】 あなたは…私? でも、違う…これは…
【ラグナロク】 これは仮初めの身 だけど、起こり得た世界の私よ
【ラグナロク】 ああ、そういうこと…
【ラグナロク】 ここはユグドラシルの中 全ての記録が存在する地 それなら…
【ラグナロク】 異なる可能性を進んだ私自身の 記録だって存在しているのね
【ラグナロク】 ええ、覚えているわ あのとき、別の選択をしていたなら 私はあなたになっていた
【ラグナロク】 そう 私はあなたが選ばなかった 可能性の私
【ラグナロク】 その私が、どうして私の前に 現れたの?
【ラグナロク】 そんなこと私は知らない 興味もないわ 私が為すべきなのは…
【ラグナロク】 全てのバイブスとキラーズを 消し去ること それだけよ
【ラグナロク】 …………!
【ラグナロク】 そう… それなら戦うしかない
【ラグナロク】 たとえ私自身であっても、 私の進撃を止めさせはしないわ!
【フェイルノート】 ふぅん… つまり、最悪の可能性ということね
【フェイルノート】 ルシファーとの誓約に反して、 敵に敗北し、全てを諦めた姿 それが、お前
【フェイルノート】 その通りだ、弱き者よ すでにこの身は我のもの お前は傀儡と化した
【フェイルノート】 無様に堕ちた自分自身を見た感想は どうだ?
【フェイルノート】 別に… そこにいるのは私じゃない
【フェイルノート】 私が陥るかもしれない最悪の未来 そんなものを見せられても、 何とも思わないわ
【フェイルノート】 だって私は、強者として 絶対に最善の未来を掴むのだから
【フェイルノート】 さっさと消えなさい お前はこのゲームの駒に相応しく ないわ
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