210300051 限定クエスト イースターイベント イースター・シンフォニーストーリークエスト イースター・シンフォニー ストーリークエスト 5 - 第4話「ボンネットパーティー」 2018イースター_EP4 「ボンネットパーティー」戦闘前
会場の設営も料理の配膳も終えて、 いよいよイースターの 『ボンネットパーティー』が始まる
パーティーはイースターの仮装や帽子 で出席する決まりなので、マスターも 卵をつけた帽子をかぶった
【クラウ・ソラス】 マスターのおかげで いいパーティーになりそうだよ みんなも楽しんでいるようだな!
招待した仲間たちが楽しむ姿を見て、 クラウ・ソラスも嬉しそうに笑う
【クラウ・ソラス】 イースターパーティーでは、隠された 卵を子供たちが探す『エッグハント』
【クラウ・ソラス】 今回はパーティーの予定に 組み込まれてなかったので あいにく開催はされないが…
【クラウ・ソラス】 『エッグハント』もあった方が もっと楽しんでもらえたのかもな… 用意していないことを後悔しているよ
来年は『エッグハント』もやろうよ、 とマスター
【クラウ・ソラス】 ああ、そうしよう ところで、カラドボルグの 姿が見えないんだが?
あれ、どこにいるんだろう、と マスターもカラドボルグを探す
ちょうどその時、手に卵を持った カラドボルグが会場に入ってきた
【カラドボルグ】 みなさん、こちらに注目なさって! 本日は、イースターの 『ボンネットパーティー』へようこそ
【カラドボルグ】 イースターと言えば、もちろん 『エッグハント』ですわよね?
【カラドボルグ】 それでは、いまから 『エッグハント』を開始しますわ! お庭に隠した卵を探してくださいな!
キル姫たちが一斉に、会場の周辺に 隠された卵探しを始めると あちらこちらから歓声が聞こえてきた
「わーい、マーラーカオだ!」 「くまのクッキーだ、かわいい…」 「綺麗な鳥の羽ね、素敵だわ!」
【クラウ・ソラス】 これはいったいどういうことだ? マスター、知っていたのかい?
マスターはその問いに首をふったが、 みんなが手に取って喜んでいる 卵の中身には見覚えがあった
【カラドボルグ】 ほら、マスターもクラウ・ソラスも 早く卵を探していらっしゃいな! 早いもの勝ちですわよ?
クラウ・ソラスとマスターのもとに、 カラドボルグがやってきた
【クラウ・ソラス】 カラドボルグ… これはあなたが 一人で準備したのか?
【カラドボルグ】 ええ、そうですわ! イースターに『エッグハント』が ないなんて、ものたりないもの!
さっきの買い物はこのためか、 とマスター
【カラドボルグ】 うふふ♪ 楽しいパーティーになったでしょ?
ああ、みんなすごく喜んでいるね、 全員の好きなものを把握していたの? すごいなぁと、マスターが感心すると
【カラドボルグ】 あら、だって仲間ですもの、 当然ではなくて?
と、きょとんとした 表情で答えるカラドボルグ
【クラウ・ソラス】 ははっ、見事だな、カラドボルグ! さぁ、マスター! 私たちも卵を探そうではないか!
マスターも初めての『エッグハント』 を、子供のようにはしゃいで楽しむ
そして『エッグハント』が終わっても パーティーは盛り上がり続けていた
【クラウ・ソラス】 マスター、料理はもう食べたかい? どれも最高の出来だよ
【カラドボルグ】 私が用意したんですもの、 当然ですわ!
【クラウ・ソラス】 くっ、相変わらず尊大だな しかし料理には罪はない このゼリーも、とてもおいしい…
うん、どれも本当においしいね、と マスターも料理を口に運ぶ
【カラドボルグ】 うふふふ♪ その幸せそうな顔、とっても可愛い… うん、いいわね…好きだわ
【カラドボルグ】 でも、さっきから気になって いたのだけど、マスターのその帽子、 全然可愛くないわ
マスターの帽子は、 卵の飾りがついただけの シンプルなイースターハットだ
【カラドボルグ】 私が手直ししてあげますわ! どんな帽子にするか考えるから お顔をよく見せてちょうだい?
そういうと、カラドボルグは マスターの顔を両手で 引き寄せ、じっと目を見つめる
照れて逃げようとするマスターを カラドボルグはつかんで離さない
【カラドボルグ】 逃げなくてもいいじゃない、 もっと、よく見せて…
至近距離で見つめ合う カラドボルグとマスターだったが…
【クラウ・ソラス】 な…! ふ、二人とも、離れたまえ! 公衆の面前で、何をしているのだ!
顔を真っ赤にしたクラウ・ソラスに、 二人は力づくで引き離された
【カラドボルグ】 もう、なによ! 見つめ合うくらい、 いいじゃない! 本当に堅物ね! ソラスじゃなくて“ソラ男”だわ!
【クラウ・ソラス】 なんだ、その呼び方は! ふざけるな!
さっきまでの楽しい雰囲気が一転し、 一触即発の空気が漂う マスターが仲裁に入ろうとした
その時…
「あっちから異族が!」と とキル姫の一人が大声で叫んだ
【カラドボルグ】 もう!こんな時に! 空気が読めない異族っていやだわ!
【クラウ・ソラス】 異族に空気など 読めるわけがないだろう
【カラドボルグ】 わかってるわよ!…そうだ! どっちが異族を多く倒せるか 私とあなたで勝負しましょうよ
【クラウ・ソラス】 断る! 戦闘を遊びにするなど、 許されることではない!
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