210410031 限定クエスト ハロウィンイベント 橙色幻想芝居 ストーリークエスト 橙色幻想芝居 ストーリークエスト 3 - 橙色幻想芝居 第2話 おばあさんのお家に行こう! おばあさんのお家に行こう! 戦闘前
奴隷区から なんとか抜け出した マスター達
危機を脱して安堵の息をはく マスターに対して 二人は楽しそうに笑っている
【ベガルタ】 が、がおー食べちゃうよ? …これで甘いもの貰えるかな
【モラルタ】 駄目だよ、もっと、こう こわーい顔して、がおー!
【ベガルタ】 きゃーっ!
だが、ふと悲しそうな顔をして…
【モラルタ】 …子供達が準備してた衣装 ビリビリにされちゃったね
【ベガルタ】 衣装がないと ハロウィンできなくなっちゃう?
【ベガルタ】 楽しみなことが、なくなっちゃう…
【モラルタ】 あの子達もきっと悲しいよね… あの子達が悲しいと、 ベガも私も悲しい
そう言う二人に、 マスターは頷く
きっと今頃厳戒態勢が 引かれているだろうと、 悲しげに告げた
【モラルタ】 やっぱりそうなんだ 楽しみなことができなくなるのは 悲しいね…
【ベガルタ】 そうだね ハロウィンができないのは 悲しいね…
ふたりの落胆ぶりに驚いたマスター 何か解決策はないかと考える
【モラルタ】 トレイセーマ共和国を滅ぼす!
【ベガルタ】 ハロウィンをやらせてください …ってお願いしてみる?
二人の案に、マスターは 現実的ではないと首を振る
せめて、あの地区から 兵士を遠ざけることが 出来たら…と告げるマスター
【モラ&ベガ】 わかった!
マスターの提案は最後まで 告げられることはなく 勝手に納得したふたりに遮られた
【モラルタ】 滅ぼすのは無理でも 奪われる前に奪っちゃえばいい
【ベガルタ】 お願いしても無理なら 受け入れるしかなくしちゃえばいい
二人の言葉に首をかしげ、 意味を聞こうとするマスター
しかし、マスターの言葉が 聞こえていないかのように 二人はマスターを担いだ
わけもわからず なすがままのマスターを抱え 二人は駆け出す
マスターの慌てた叫び声と 楽しげなモラルタとベガルタの 笑い声だけがあたりに響いていた…
【ベガルタ】 …森だ! ここならきっと、あるよね?
【モラルタ】 たしかにこの森は怪しい… きっといるかもしれない あるかもしれない
二人の言うとおり、 確かに深い森の中には なにかが隠れているのかもしれない
でも一体なにが? そう尋ねる
【ベガルタ】 おばあさんのお家が!
【トレイセーマ兵】 なんだ、騒がしいな …誰かいるのか!
声を聞きつけて出てきたのだろう トレイセーマ兵が現れた
まさか、この森のどこかに トレイセーマの拠点が…?
そう思い、咄嗟に身を隠そうとする マスター
しかし、その行動より先に モラルタとベガルタが 兵士に向かって駆け出した
【モラルタ】 あっ、おばあさんだ!
【ベガルタ】 お、おばあさんはわたしが殺すの! モラは、お花を集めてきて
【モラルタ】 そうだね お花を集めないといけないね!
【トレイセーマ兵】 な、なんなんだお前ら!?
臨戦態勢のトレイセーマ兵 その困惑に少しだけ同意するマスター だが、その手をベガルタが掴む
【ベガルタ】 ほら、マスター おばあさん、やっつけよ? いくよ…が、がおー!
状況もまったくわからないまま、 モラルタとトレイセーマ兵の集団に 突っ込むことになってしまった
Next: 210410033