210901111 インテグラルノア編(擬彩されし不可逆世界編) 第8章 ビギニング・オブ・ジ・エンド 第1話 キル姫の治める町-11 戦闘前
数日後――
【ダーインスレイヴ】 ほう ほんの数日の間に、随分と増えた ものだな
【グングニル】 他に流れてきた者達とも手を組んだと 見える
【グングニル】 それだけの協調性があるのなら、 コマンドキラーズに対抗すれば いいものを
【グングニル】 何故、このような町を襲うの だろうな
【ダーインスレイヴ】 ふむ 急に人が増えたから、 ここも今はあまり余裕がないが…
【ダーインスレイヴ】 皆の頑張りもあって、 これまで豊かな実りを得られて きたからな
【グングニル】 他者の努力を掠め取ろうという 考えか…そのような者達に 負けるわけにはいかない
【カミト】 でも、人数では完全に負けてるよ まずは守りに専念しよう
【グリモワール】 良い判断ね 従ってあげるわ
【アスカロン】 はい! 皆さんのお役に立てるよう 頑張りますっ
【奏官1】 町の者達に告ぐ! 俺達は敵ではない! 門を開けて迎え入れろ!
【奏官2】 我らは義勇軍! お前達の町をコマンドキラーズの 脅威から守るためにやって来た!
【奏官3】 聞いた話だと、そこにはキル姫が 数人いるだけで、奏官がいない そうじゃないか!
【奏官4】 奏官のいないキル姫は力を十分に 発揮できない!それに力も不安定だ 頼りにならないぞ!
【奏官5】 その点、我々に任せれば、 何の心配もない! さあ、門を開けろ!
【モニカ】 うわーっ… 何なの、あの言い方…
【エクスカリバー】 自分達の正当性を主張している ようですが、あまりに歪んでいます
【アロンダイト】 彼らからは良からぬ感情しか 感じられません
【アロンダイト】 自分達に都合の良いように 叫んでいるだけです
【奏官6】 どうした!? 抵抗したところで無駄だぞ! 戦力差は歴然だからなっ
【ダーインスレイヴ】 言いたいことはそれだけか!
【奏官1】 何っ…?
【ダーインスレイヴ】 わたしはダーインスレイヴ・聖鎖・ マリク!この町の町長を務めている!
【ダーインスレイヴ】 おぬし達に開く門など、 ここにはない! 早々に立ち去るがいい
【奏官達】 貴様ぁ! キル姫の分際で!
【奏官達】 思い知らせてやる! 行け、お前達!
【キル姫達】 やあああああああっ!
【グングニル】 やはり、そうなるか… つまらぬ争いだな すぐに鎮めてみせよう
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