220111102 ワズラ 契約と天気
罰ゲームをこなし、やっとワズラに 許してもらうことが出来たマスター やれやれ…と内心深く息を吐く
【ワズラ】 マスター。水着の契約も大切ですが あの契約はちゃんと守って もらいますからね!
【ワズラ】 …覚えてますか? ワズラの目を見て契約してくれ ましたよね?
マスターはもちろん、と頷く
「この島で最初に過ごす夜に星空を 見上げると、ずっと一緒にいられる」 という言い伝えの話だよね、と言うと
ワズラは目を輝かせて微笑んだ 思わずワズラの笑顔に見とれてしまう
【ワズラ】 素敵な言い伝えですよね… 絶対に一緒に見ましょうね!
【ワズラ】 なんでそんなに見たいのかって… もう、そんなの 決まってるじゃないですか!
【ワズラ】 マスターと…見たいからです! 意地悪なこと、聞かないでください!
だがその時、通り過ぎる人々の会話が 耳に入ってきた
【ワズラ】 …夜に雨が降るかもしれない…って… ううっ…不覚!
【ワズラ】 マスター… ワズラは、今日の天気まで 調べてませんでした…
【ワズラ】 契約、とは言いましたが… 天気はどうしようもできませんね… 仕方がないです…
【ワズラ】 夜も晴れることを祈りましょう!
そこでマスターはひらめく ジャングルの天候は変わりやすい 回復する見込みもあると言うことだ
雨風凌げる場所で待っていれば 晴れた際、一番最初にワズラに 星を見せることができるかもしれない
【ワズラ】 マスター? どこ行くんですか? 急に歩き出して…
【ワズラ】 そっちは岩場… って、マスター!
【ワズラ】 ちょっと待ってて、って… ワズラを置いていくんですか~!? もう~~!!
マスターは岩場を歩き回り 手ごろな場所はないだろうかと 探索する
ワズラとの約束のため 喜ぶ顔が見たいと 俄然力が入る
だが、力が入りすぎたのが いけなかったのかもしれない
マスターは岩場で足を滑らせ…
頭を打ち 意識を失ってしまった…
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