220311211 如意金箍棒・神令・フリッグ 見えない壁
――――夏
マスターの隊は休暇も兼ねて、 ビーチやプールなどがある リゾート地にやって来た
やったーーーっ!と テンションMAXの姫達
マスターもこんな時くらいはと、 みんなに羽を伸ばして もらおうと考えている
【如意金箍棒】 う~ん、気持ちいいね、ビコウ
如意金箍棒もビコウと共に、 ビーチでのんびり過ごしている
そんな彼女の元に…
【如意金箍棒】 え?ジュース? 今は大丈夫、ありがとう
【如意金箍棒】 バーベキュー? ごめんね、今はお腹いっぱいで みんなで楽しんで
【如意金箍棒】 え?泳ぎに? ごめんね、今は少し のんびりしたい気分かな
他の姫から 色々な誘いを受けるのだが、 彼女はすべて断っている
【如意金箍棒】 …ふぅ
元々、清楚で柔和な彼女
のんびりと一人でバカンスを 楽しみたいのだな…と、 周りの姫達も納得の様子だ
【如意金箍棒】 あ、お師様
そんな彼女の元に、 マスターがやって来た
【如意金箍棒】 え?みんなでビーチバレー?
【如意金箍棒】 ごめんね、ワタシは 見てるだけで楽しいから
と、断わられてしまうも マスターは、
実際にやってみるほうが 面白いかもしれないよ…と 彼女を説得しようと試みる
【如意金箍棒】 う~~~~ん
【如意金箍棒】 今は特別な場所と時間だから、 みんなはしゃいでいるし 楽しんでると思う
【如意金箍棒】 でも日常が始まったら、 きっと忘れてしまうと思うな
え?それってどういう… 彼女に尋ねようとするも、
マスターは、 呼びに来た他の姫達に 強引に連れて行かれてしまった
【如意金箍棒】 ………ふぅ
【如意金箍棒】 泳ぎに行こっか、ビコウ
彼女はみんなから離れ、 ビコウと共に海に入っていくのだった
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