221041211 限定クエスト 賀正イベント 振袖に降る雪 ストーリークエスト 振袖に降る雪 ストーリークエスト 2 - 初めての振袖 初めての振袖 初めての振袖 戦闘前
【アバリス】 あの…マスター! これは、どういうつもりですか?
アバリスが着ているものは、 マスターがある店でひとめぼれして 買った、振袖という特別な衣装だ
やっぱり似合うと思ったんだ、 これなら絶対にみんなが注目するよ と、マスターはこたえる
【アバリス】 そうでしょうか? たしかに、いつもの服装とは まったく違いますけど…
この振袖姿なら、必ず印象に残るし、 アバリスにも自信がつくはずだ と、マスターは考えたのだった
さっそくみんなに見てもらうために 人の多い場所に出かけようと誘うが アバリスは困惑した顔で首を振る
【アバリス】 あの…ええと…外は寒いし、雪も 降っていますから 外出はやめませんか?
【アバリス】 というか、 そんなの恥ずかしいです…
注目されないと意味がないんだけど アバリスが嫌なら仕方ない、近所を 散歩するだけにしよう、とマスター
【アバリス】 そ…それぐらいなら…
足元に気をつけつつ、ゆっくりと 散歩するマスターとアバリスの耳に、 仲間の斬ル姫たちの声が聞こえてきた
【アバリス】 …!
マスターは、急に姿を消した アバリスを探してあたりを見回す
【アバリス】 …マスター、ごめんなさい 私、やっぱり…無理みたいです
その時、マスターは木の陰から はみ出る振袖の袖の先を発見した アバリスらしくないミスだった
こっそりとアバリスに近づいて ここにいたんだね、と声をかける
【アバリス】 ひゃっ! ど、どうしてわかったんですか?
袖が見えてたよ、とマスターは答える そして、嫌がるアバリスを強引に 連れ出したことを謝った
アバリスの振袖姿が綺麗だから、 みんなに見せたかったんだけど、迷惑 だったね、とマスターはうなだれる
【アバリス】 あの…迷惑じゃないです、マスターに 褒めてもらえて嬉しいんですが… 本当に似合っていますか?
【アバリス】 せっかくマスターが考えてくれたのに 勇気が出なくて…すみません
そう言って、今度はアバリスが 落ちこんでしまう
アバリスはもっと自信を持っていい、 色も柄もすごく似合っているよ と、マスターはアバリスを励ます
【アバリス】 あ…ありがとうございます… でも…マスターは優しいから、 そう言ってくれるんですよね?
それは違う、本当にそう思っている、 この想いは信じてほしい と、マスターは力強く訴えた
【アバリス】 …わかりました 私、マスターの言葉を信じます! 勇気を出して頑張ってみます!
【アバリス】 この振袖姿で、私の存在を みんなに認識してもらいたいです!
アバリスの決意表明を受けて、 マスターも、そんなアバリスを 応援すると、決意表明を返した
しかし、気合が入りすぎた二人は、 思った以上に大きな声が 出ていた
【ケイオスリオン兵】 オラオラ! そこで騒いでやがるヤツはだれだ!
【ケイオスリオン兵】 イミテーションなら ただじゃおかねえ!
【アバリス】 巡回中の兵士に 見つかってしまいましたか… はぁ…仕方ありませんね
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