221041441 限定クエスト バレンタインイベント 悪戯姫の甘い嘘 ストーリークエスト 悪戯姫の甘い嘘 ストーリークエスト 5 - ヘレナの実験室へようこそ ヘレナの実験室へようこそ ヘレナの実験室へようこそ 戦闘前
オティヌスとマスターが 自転車で城に向かっていると、 ニールの声が聞こえてきた
【ニール】 聞きなれない音がするから見にきたの ここでなにをしているの?
二人は事情を説明して、 ニールにヘレナのところまで 案内してもらうことにした
ニールに先導されて進んでいくと、 マスター達の前に 小屋のようなものが現れた
【ニール】 ヘレナ! マスター達が来たわよ! 入ってもいいかしら?
【ヘレナ】 先輩達が? …ああ、いいぞ
小屋のなかは実験室になっていて、 部屋の中央にある机の前に ヘレナが座っていた
ヘレナは机に薬品を並べて、 なにやらあやしげな実験をしている
【ヘレナ】 どうしてここに? ヘレナは後から追いかけると 言ったはずだ…
【ニール】 屋敷に兵士がたくさんいるから あそこは危険だって 伝えたかったんですって
【ヘレナ】 ふぅん…
マスターは、ヘレナと行き違いに ならなくてよかった、ニールの 忘れ物は見つかったのか、とたずねる
【ヘレナ】 ああ…見つかったよ ニールは意外と抜けているんだ まったく困ったもんだよ…
【ヘレナ】 …くふっ
【オティヌス】 ヘレナ、ちょっといいかな…
ヘレナとオティヌスは 二人で話があるとマスターに告げ 離れた場所で作戦会議を始める
【オティヌス】 激辛チョコレートはやめるよ、 あたしは新しいチョコを探しに 街へ行ってくるね
【ニール】 ええ? 作戦その4、オティヌスの 激辛チョコレートまで中止?
【ニール】 どういうことよ? 作戦その1と2しか 成功していないじゃない!
【ヘレナ】 ヘレナは別に構わないが… どうしてだ?
【オティヌス】 もっといいアイデアが浮かんでね… あたしがバレンタインというショウを さらに盛り上げてあげるよ
【オティヌス】 マスターには、追っ手がいないか 周囲を見回ってくる、とでも 言っておくよ
オティヌスとマスターの会話が 終わったことを見計らって ヘレナはマスターの元へ近づいた
マスターはカラフルな 試験管を眺めながら これは何だい、と尋ねる
【ヘレナ】 勝手に触らないほうがいい ヘレナの作った薬には、 危険なものもあるからね…
マスターがあわてて手を引くと、 その様子を見てヘレナとニールが笑う
【ヘレナ】 ふふっ…オティヌスが戻るまで しばらくかかりそうだ… 先輩、なにをして遊ぶ?
そう言いながら、足を踏み出した時 ヘレナは足元の空瓶を踏んでしまい、 バランスを崩してしまう
【ヘレナ】 …えっ?
机の上の薬品を倒しながら 前のめりに転ぶヘレナの上に、 マスターが覆いかぶさった
【ヘレナ】 先輩!?
身を挺して自分をかばうマスターに ヘレナは驚いて声を上げる
マスターはすぐに起き上がり、 大丈夫? ケガはない? と、ヘレナの無事を確認する
【ヘレナ】 ああ… ヘレナは…なんともない
マスターは安心し、よかったと笑う しかし、ヘレナは無鉄砲な マスターに腹を立てていた
【ヘレナ】 笑っている場合じゃないぞ… もし、本当に危険な薬品だったら どうするんだ?
【ヘレナ】 火傷やケガならまだしも、 毒で死ぬ可能性だって あったかもしれないんだぞ…!
マスターは、もしそうでも ヘレナが無事なら…それでいいんだ といって、ヘレナの頬に軽く触れる
ヘレナは、触れられた頬が カッと熱くなるのを感じて、 とっさにマスターに背を向けた
【ニール】 ねえちょっと! 外に兵士達が集まってきたわよ! いまの物音を聞かれたのね…
【ヘレナ】 はぁ… 今日は招かざる客だらけだな…
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