Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

View on GitHub

221041450 限定クエスト バレンタインイベント 悪戯姫の甘い嘘 ストーリークエスト 悪戯姫の甘い嘘 ストーリークエスト 6 - お砂糖とスパイスと お砂糖とスパイスと お砂糖とスパイスと

View script in lisp

300_devil_daytime01.png

マスターが外でヘレナを待っていると オティヌスが戻ってきた

3400821.png 【オティヌス】 やあ、マスター そこでなにをしているんだい?

マスターが、さっき起きたことを 説明すると、オティヌスは ふふっと笑う

3400821.png 【オティヌス】 なるほど… それで、マスターの服が そんな色になったんだね

オティヌスの方はどうだったの、 こっちに兵士が来たけど、途中で 会わなかった?とマスターがたずねる

3400821.png 【オティヌス】 ああ、会わなかったよ きっと違う道を通ったんだろう 見回りの役割は果たせなかったね

オティヌスが無事でよかったよ と、マスター達が話しているうちに、 実験室からヘレナが出てきた

3400821.png 【オティヌス】 ああ、ヘレナ 報告することがあるんだ、 ちょっといいかな?

3302821.png 【ヘレナ】 わかった じゃあ、こっちへ…

マスターから離れ、オティヌスと ヘレナは再び作戦会議を開く

3400821.png 【オティヌス】 城のなかに、安全な隠し場所を 見つけてきたんだ そこにマスターを連れて行こう

【ニール】 最初の作戦にはない計画だけど、 それでどうなるの?

3400821.png 【オティヌス】 あたし達が隠したチョコレートを マスターが見つける… それで終わりだよ

【ニール】 えっ?それで終わり?

3302821.png 【ヘレナ】 ヘレナもそれでいい お人よしの先輩がおいしいチョコを 見つけて、ハッピーエンドだ

【ニール】 おもしろくはないけど、 二人がそう言うなら…

【ニール】 そうだ、二人は大事なものを 探しに来たのよ? その設定は忘れないようにね

3400821.png 【オティヌス】 ふふっ… もちろんだよ、ニールは賢いね

3302821.png 【ヘレナ】 そうだろ? ニールは賢いお馬さんなんだ …ぷふっ

【ニール】 はいはい、どうもありがとう! ほら、行くわよ!

マスターは、二人の大事なものは 隠し場所の記憶ごと、伯爵に奪われて いたとわかった、と聞かされる

おそらくその大事なものは 城に隠されているはずだ、いうことで 一行は伯爵の城に向かっていた

3400821.png 【オティヌス】 さすがに城の警備は厳重だ… ヘレナ、抜け道はもうないのかな?

3302821.png 【ヘレナ】 ふふっ…もちろんあるよ… ほら、こっちだ

300_devil_room.png

3400821.png 【オティヌス】 やったね、 簡単に城内に入れたよ!

【ニール】 あんまりはしゃぐと、 警備兵に見つかるわよ?

3302821.png 【ヘレナ】 ニールの言う通りだ 静かに進むぞ…

3400821.png 【オティヌス】 …ここだ、この部屋だよ

豪華な扉の部屋の前で オティヌスが立ち止まる

3302821.png 【ヘレナ】 先輩、行くぞ

ヘレナとオティヌスは扉を開けて 部屋に入る マスターもその後ろに続いた

3400821.png 【オティヌス】 マスターは、そっちの机のなかを 探してくれるかい?

マスターが言われた通りに 部屋の端にある机を探している間に ヘレナは持ってきたチョコを隠す

オティヌスがあらかじめ隠した チョコレートと同じ場所に置き、 素知らぬ顔でその場から離れる

3302821.png 【ヘレナ】 先輩、こっちになにかあるみたいだ 開けてみてくれ

ヘレナに言われた場所を探すと、 マスター宛てのチョコレートが 二個用意されていた

マスターは驚いて二人の顔を見る

3302821.png 【ヘレナ】 先輩、だまして悪かったな… …くふっ

3400821.png 【オティヌス】 ほら、疲れたときには 甘いものだろう?

そう言って、二人はチョコレートを 差し出すが、マスターは まだ固まったままだった

【ニール】 ちょっと、マスター! 女子がチョコを渡しているのよ? はやく受け取りなさい!

ニールの言葉にマスターはハッとして 二人のチョコをやっと受け取り、 嬉しいな、本当にありがとう、と笑う

3302821.png 【ヘレナ】 ヘレナ達からの贈り物だからね… ただのチョコじゃないかもよ? …くふっ

ちょっと怖いなぁと言いながらも、 顔は笑ったままで、 オティヌスの包みを開けるマスター

パン!と乾いた音のあと、 小さな可愛い人形が飛び出した それはびっくり箱だったのだ

3400821.png 【オティヌス】 ふふっ、ちょっとしたサービスだよ? ちゃんとチョコレートも 入っているから、食べてごらん?

その前に、ヘレナの方も見たいな と、いってヘレナの箱を開ける

オティヌスのことがあったので マスターは慎重に開けたが、 こちらはなにも起きなかった

【ニール】 ふふっ マスターは臆病ね! なにも起こりやしないわよ?

3302821.png 【ヘレナ】 種も仕掛けもない、 普通のチョコレートだ 食べて確かめるといい…

ヘレナのチョコレートも、 オティヌスのチョコレートも どちらもおいしかった

ちょうどいい甘さが、 マスターの疲れた体に沁みていく

ふたりのチョコのおかげで、 元気になった気がするよ と、マスターは満面の笑顔になる

3400821.png 【オティヌス】 う… マスターは少し、人を疑うことを 学んだ方がいいかもしれないね

3302821.png 【ヘレナ】 確かにそうだ… もしそれが毒だったらどうするんだ?

マスターは、考えたこともないが、 ふたりがそんなことをしないと わかっているからね、と笑顔で返す

3302821.png 【ヘレナ】 ふふふっ… 先輩は、本当に…面白いな いたずらのしがいがあるぞ

3400821.png 【オティヌス】 んふふっ… これからも楽しませてもらうよ? 覚悟してもらおうか…

Next: 221041460

Back to index