221051070 限定クエスト ハロウィンイベント 笑顔をくれなきゃ悪戯しちゃうぞ?ストーリークエスト 笑顔をくれなきゃ悪戯しちゃうぞ? 7 - 笑顔をくれなきゃ悪戯しちゃうぞ? ED 笑顔をくれなきゃ悪戯しちゃうぞ? ED 笑顔をくれなきゃ悪戯しちゃうぞ? ED
騒動も落ち着いたところで せっかくなので、とマスターたちも 仮装してハロウィンに参加していた
【ジャック】 やはりハロウィンは 賑やかなほうが楽しいな!
【ルタバガ】 うむ 実に愉快、愉快である!
【マサムネ】 なぜ そなたがいるのだ…
【ルタバガ】 しもべたちは帰らせたが ハロウィンが終わるまでは 我輩もここにいるぞ
【アロンダイト】 もう町の人々を困らせないのなら 構いませんよ
広場のあちこちから ハロウィンを楽しむ 人々の笑い声が響く
【マサムネ】 …結局、拙者にはできなかったな ああいう笑顔が
【アロンダイト】 私もです …でも、彼らの笑顔が守れたのなら それでよかった、と思います
そんな二人に、マスターは提案する 二人で笑顔を見せ合って みるのはどうだろう?
【マサムネ】 なるほど 笑顔になってもらうには 笑顔を見せればいい、ということか
【アロンダイト】 やってみましょう、マサムネ!
そしてふたりは向き合う
【アロンダイト】 …こうして面と向き合うと なんだか気恥ずかしいですね
【マサムネ】 そうだな、アロンダイト 常に鍛錬をともにした顔だ …いくぞ
二人は息を大きく吸い込んで そして、笑顔を放つ
すると…
【アロンダイト】 …ぷ、あははっ!
【マサムネ】 ふ、ふははっ!
【アロンダイト】 な、なんですマサムネ その顔! とても怖い顔です!
【マサムネ】 そう言うアロンダイトこそ! 不器用がすぎるぞ!
提案したマスターも驚くことに ふたりは、声を上げて笑っていた
どうしたの、と他の姫がやってくる ふたりの笑顔が面白いんだと伝えると みんな、見たい!と騒ぎ始める
【アロンダイト】 はあッ!
【マサムネ】 とぉっ!
おかしな掛け声とともに 笑顔を放つふたり 周りのみんなが笑っている
【ジャック】 これで周りのみんなも お嬢ちゃんたちに話しかけやすく なったんじゃないかな?
と、ジャックは満足そうに微笑んだ
明日からは、ふたりとも 隊で笑顔を見せてくれそうだ と、マスターは笑い返す
【ジャック】 もうすぐハロウィンも終わるし これで僕ちゃんの目的も 果たされた、ってなわけで
【マサムネ】 …なんだ、帽子よ 別れのときか
【アロンダイト】 なんだか寂しいですね、帽子さん
【ジャック】 …一度も僕のことを名前で 呼んでくれなかったね ま、いいんだけどさ
【ルタバガ】 あー、オホン、オホン
【ルタバガ】 ハロウィンであるぞ、お嬢さん方 なにか我々に言い忘れている ことがあるのではないか?
【ジャック】 眺めてるだけじゃ ハロウィンに参加したとは 言えないよ
【ジャック】 ふたりがそんな衣装を着ているのは 変装して町に潜入する ためだけじゃないでしょ?
【アロンダイト】 ! そうですね
【マサムネ】 では、アロンダイト
【ふたり】 トリック・オア・トリート?
【ジャック】 ハッピー・ハロウィーン!
これも魔法の一種なのか 空から大量のお菓子が ふたりの頭上に降り注ぐ
【マサムネ】 な、なんだこれは! おい、ジャック! どけてくれ!
【アロンダイト】 ジャックくん、ルタバガさん! ま、前が見えませんよ!
【ジャック】 とびっきりの笑顔を見せてくれたふたりに 僕ちゃんたちからのプレゼントさ!
【ルタバガ】 心ゆくまで ハロウィンを楽しんでくれ!
高らかな笑い声とともに 妖精たちの気配は消えた
【マサムネ】 …
お菓子の山に埋もれながら マサムネは帽子を被り直す
【マサムネ】 …承知した みんなでハロウィンを楽しもう
【アロンダイト】 これからが 私たちの ハロウィン・パーティの始まりですね
マサムネの帽子に描かれた顔が にこりと 笑ったような気がした
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