221051161 限定クエスト クリスマスイベント 聖なる時と樹木奇譚 ストーリークエスト 聖なる時と樹木奇譚 6 - 第5話 「時と木を重ねて」 聖なる時と樹木奇譚 第5話 聖なる時と樹木奇譚 第5話 戦闘前
リサナウトとグリモワールが 戻ってきて一晩が経った
リサナウトが言うには きっともう木は元気になっている とのことだった
【グリモワール】
アルは…あの子の母親は
木が息を吹き返すことを
喜んでくれるかしら
【リサナウト】
それよりも立派な木を見て
アルは目を真ん丸にして驚くわよ！
これは確定された事象よ！
リサナウトだけでなく 普段は怒りっぽいグリモワールまで どこかうきうきしているようだった
だが…
【グリモワール】
ワタシの用意した
人除けの結界が弱まっている…？
【リサナウト】
…なによこれ！
どうして木がなくなってるの！？
【グリモワール】
リサナウト
…キミがなにかしたのか？
【リサナウト】
する訳ないでしょう！
それよりも…
リサナウトは辺りを見回す この状況を見せてはいけない相手を 捜したのだろう
まだ来ていなければいい… だが、その願いは あっさりと打ち砕かれる
【アル】 あ、ああ… お母さんの、お母さんの木が！
【リサナウト】
アル！
【アル】 リサお姉ちゃん… お母さんの木、なくなっちゃった…
【グリモワール】
…あの兵士たちのせいね
【グリモワール】
ワタシのせいだ
ワタシが簡易的なもので間に合わせず
きちんとした結界を準備していれば…
【リサナウト】
そんなことないわ
まだ蘇らせられる可能性はあるはず
【リサナウト】
なんなら私の力で…っ！
【グリモワール】
キミになにができるっていうのよ！
グリモワールは知らないが リサナウトは時を遡る能力を 有している
その能力を使えば 切り倒されてしまった木を 元に戻せるかもしれない
だが、仲間との時間を 大事にしたいという理由から 彼女は能力の使用を控えているのだ
【アル】 お姉ちゃんたち…
【ハルモニア兵】
来たか斬ル姫ども
こざかしい真似をしおって！
【ハルモニア兵】
枯れた木は伐採させてもらった
魔術で隠してまで育てようとは…
いったいなにを企んでいる！？
【リサナウト】
なにも企んでいないわ！
私たちはアルにクリスマスツリーを
飾らせてあげたかっただけ！
【ハルモニア兵】
クリスマス、だと？
イミテーションの怪しげな祭りに
隠れて我々に刃向かう気だったのだな
【グリモワール】
話すだけ無駄よ、リサナウト
アイツらに死者の悲しみは届かない
【グリモワール】
死者の怒りの炎に焼かれてはじめて
後悔するような愚か者どもだから
【リサナウト】
そうね…
私に死者の怒りは
聞こえないけれど…
【リサナウト】
この怒りはあいつらに
ぶつけないと気が済まないわ
【グリモワール】
ええ、10分後…
アイツらは全員怒りの炎に焼かれ
この場に這いつくばることになる！
【リサナウト】
10分もいらない
ものの数秒で沈めてやるわ
これは確定事象…っ！
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