221051611 限定クエスト バレンタインイベント 燃え上がれ!超爆・バレンタイン ストーリークエスト 燃え上がれ!超爆・バレンタイン ストーリークエスト 2 - 【EP.1】いざ山籠もりへ 燃え上がれ!超爆・バレンタイン 1話 燃え上がれ!超爆・バレンタイン 1話 戦闘前
【ヒョウハ】 ふ~、美味かった~! 冬はやっぱり激辛に限るな!
お昼ごはんを食べ終え、 腹ごなしに町を 一人で歩くヒョウハ
【ヒョウハ】 ん? あれは…
【アスカロン】 う~ん… どれにしたらいいんだろう…
【フェイルノート】 はぁ… いつまで迷っているの、 アスカロン
【フェイルノート】 いいかげん決断したら? どのチョコでも 大して変わりないでしょう
【アスカロン】 そ、そんなことありません! マスターにあげるんですから、 一番いいものを選ばないと!
【ヒョウハ】 おーい、2人とも! 何やってるんだ?
【アスカロン】 …ひゃあああっ!? ヒ、ヒョウハ…こんにちはっ
【ヒョウハ】 うん? いま何か隠さなかったか?
【アスカロン】 い、いえっ…これはそのぉ…
【フェイルノート】 バレンタインチョコよ マスターにあげる つもりなんですって
【アスカロン】 フ、フェイルノートぉ!! なんで言っちゃうんですかっ!
【フェイルノート】 お前がいつまでも ぐだぐだしているからでしょう
【フェイルノート】 チョコの質や量より、 想いを伝えることの方が よほど大事ではなくて?
【アスカロン】 ううっ… それは、そうですけど…
【ヒョウハ】 想い…? 日頃の感謝的なことか? それいいな!
【ヒョウハ】 あたしも準備しようかな~? まずはコマンドのみんなに! 師匠もきっと喜ぶだろうな~♪
【フェイルノート】 ふふっ…ヒョウハはすこし、 バレンタインのことを 勘違いしているようね
【ヒョウハ】 んっ? どういうことだ?
【フェイルノート】 バレンタインは、 ただ知り合いにチョコを渡すだけの イベントではないの
【フェイルノート】 自分にとって 一番“特別”な人に、 愛を込めてチョコを渡す日…
【フェイルノート】 ちょうど、アスカロンにとっての マスターのようにね…ふふっ
【アスカロン】 ちょ、ちょっと! なんで言うんですかぁっ!
【ヒョウハ】 “特別”…? 師匠への、愛…?
【ヒョウハ】 そっか 愛か…… 愛……
【ヒョウハ】 ………うわあああっ!? な、なんかいきなり 恥ずかしくなってきたっ!!
【ヒョウハ】 なんなんだこの気持ち!? こんなの生まれてはじめてだ! む、むしゃくしゃする!!
【フェイルノート】 あら… 初心なキル姫がここにもひとり
【ヒョウハ】 どうすればいいんだっ…わからん! ちょっと走ってくる~~~っ!! うぉおおおおおっ…!!
【アスカロン】 い、行っちゃいましたね…
【フェイルノート】 ふふっ 今年のバレンタインは… なんだか熱苦しくなりそうね
【ヒョウハ】 おおーっ! いい景色だなぁ、 ずいぶん高いところまで来た!
【如意金箍棒】 あそこに見えるのが道場だよ あともう少し、がんばろう!
【ヒョウハ】 ああ! よーし、行くぞぉおおお! ファイヤァアアアアア!!
【如意金箍棒】 ヒョウハちゃん元気だね~ お師様は今にも倒れそうだけど…
フラフラとした足取りのマスター もう少し体力付けないとね と苦笑いする
【如意金箍棒】 山道登るの大変だったもんね えらいえらい、フフフッ♪
それにしても、ヒョウハは 急にどうしたんだろうね? そう言って、首を傾げるマスター
【如意金箍棒】 うん…ヒョウハちゃん、 ちょっと悩んでるみたいで… 修業に付き合ってほしいんだって
【如意金箍棒】 できればお師様にも 協力してほしいなと思って …ちょっと無理やりだったかな?
罪悪感からか、 不安そうな表情を マスターに向ける如意金箍棒
マスターは疲れながらも、 楽しそうだ、とほほえむ
【如意金箍棒】 …ふふ、そっか やっぱりお師様は優しいね♪
【ヒョウハ】 おーい、早く来いよーっ! 先に行っちゃうぞー!
【ヒョウハ】 …………
【如意金箍棒】 …………
【ヒョウハ】 …うぁあああああ~~~っ!! ダメだっ、無理っ、瞑想終わりっ!
【如意金箍棒】 じっとしてないとダメだよ? 瞑想は基本中の基本!
【ヒョウハ】 う~、だって… 落ち着かないんだよ!
【ヒョウハ】 それに…じっとしてると、 つい師匠のこと考えて うわぁぁ!!ってなっちゃって…
【ヒョウハ】 なんでこうなるんだっ? 白黒ハッキリつけるのが あたしのモットーなのに!
【ヒョウハ】 胸の中、もやもやってして…! 超爆・むしゃくしゃする~っ!!
【ヒョウハ】 あ~もうダメだっ! ニョイ子さん、手合わせしてくれ!
【如意金箍棒】 あらら…まあ、 それもヒョウハちゃんらしいか…
流れるようにはじまった 2人の手合わせ勝負
離れた位置で見学しているマスターは がんばれ~、と応援するのだった
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