230051104 ルーン 『ジャングル連合の絆』
【ルーン】
よう、マスター！
調子はどうよ？
【ルーン】
あたい？あたいは絶好調だぜ！
あれ以来、槍もなんだか軽くってさ！
【ルーン】
まあ、その辺はいつもそばで見てる
マスターなら、わかるか
そう言って明るく笑うルーンには この間の弱気の影は微塵もない
【ルーン】
そうだ、せっかくだから
また水遊びでもするか？
意外とハマっちゃってさ
そう言って笑うルーンに、あの日の ことを思い出し青くなるマスター
【ルーン】
そんじゃ、いくぞ？
それっ！
だが、彼女が飛ばしてきた水は なんの威力もなくマスターの身体に 当たって散った
【ルーン】
な～に驚いてんだよ
これが水遊びだろ？
【ルーン】
…ま、ホントはなんにでも全力で
当たるのがあたいの流儀だけどさ…
【ルーン】
たまには女の子らしいところも
見せてやろうかなって、さ
【ルーン】
あたいが自信を取り戻せたのは
マスターのお陰でもあるし…
【ルーン】
それにさ、戦場に立つのは
自分だけで十分そう思ってたけど
【ルーン】
マスターとなら、こういう対等の関係
も悪くねえかなって…
そのとき不意に ルーンの身体から光があふれる
それは新スキル 『ジャングル連合の絆』が 彼女に宿った瞬間だった
【ルーン】
ん…なんだ？この胸の
熱いような、暖かいような感覚…
不思議そうに自分の体へ 目を向けるルーンの様子に マスターは思わず笑ってしまった
【ルーン】
おい、なに笑ってんだ？
やっぱり全力でいくか？んん？
【ルーン】
おいおい、冗談だよ
そんなに慌てるなって！
【ルーン】
ま、さっきも言ったけどよ
今日のところは
女の子らしく振る舞ってやるよ
【ルーン】
その代わり…
マスターもちゃんと今日は
あたいを女の子として扱えよな？
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