240101104 アバリス 『神聖プール王国の誓い』
――それから数日後 アバリスは引き続き、 監視員の仕事を続けていた
彼女の姿を見つけたマスターは 肩をたたいて声をかける
【アバリス】 あ、マスター…! 今日は見つけて くださったんですね!
自信がついたおかげか、 アバリスは以前よりも 存在感を増していた
【アバリス】 ふふ、私、マスターのおかげで とっても成長できたんですよ?
【アバリス】 …あ! あの子達飛び込みそうです
【アバリス】 ちょうどいい機会です マスター、見ててください!
【アバリス】 こらー!!
声が光の矢のように飛んでいき、 子ども達はこちらを見る
【アバリス】 飛び込みはいけませんよー! 気をつけてくださーい!
すいませーん と、子ども達の 謝る声がかえってくる
【アバリス】 今のは 『神聖プール王国の誓い』です 私の新しいスキルですよ!
すごいでしょう、と胸を張る彼女は 以前よりも成長しているようだった
【アバリス】 どうですか? 今ならここからプールの 隅々まで声が届けられるんですよ
選択肢:
- すごいじゃないか! → select_label_01へ
- いい声だったよ → select_label_02へ
- もう一人前の監視員だね → select_label_03へ
どうですか? 今ならここからプールの 隅々まで声が届けられるんですよ
select_label_01:
【アバリス】 ありがとうございます!
select_label_02:
【アバリス】 これも特訓の成果です!
select_label_03:
【アバリス】 …はい!
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【アバリス】 全部マスターのおかげです! 本当にありがとうございました!
これでみんなが アバリスのことを見てくれるね と、嬉しそうなマスター
【アバリス】 そうですね… 私嬉しいです!
【アバリス】 でも、みんなじゃなくていいんです 私が、一番見て欲しいのは…
アバリスの声が 徐々に小さくなっていく
【アバリス】 な、なんでもありません …今は、まだ…ですけど
そう言いながら、ちらりと マスターを見たアバリスは、 頬を赤く染めて笑いかけるのだった
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