243011011 限定クエスト このすばコラボ この素晴らしい夏一番の冒険を! この素晴らしい夏一番の冒険を! 前編 2 - この素晴らしい夏一番の冒険を! 1話 このすばコラボ2019 1話 この素晴らしい夏一番の冒険を! 1話 戦闘前
【ティルフィング】 ここのところ また異族が増えてるみたいですね 異族討伐のクエストが多くなってます
【デュリン】 ま、そんな状況じゃ もうしばらくはここから 離れられないわね
常夏の島での暮らしが すっかり板についたマスター達
いつものように クエスト受注のため 海の家へと訪れたのだが…
【アクア】 ねぇなんで!? なんでまだ私がこんな仕事 ばっかりしなきゃいけないの~!?
【めぐみん】 仕方ないじゃないですか ことあるごとに借金をこさえて くる自称女神のせいなんですから
【アクア】 私は悪くないわよ! ちょっと周りの家がもろいだけで…
【めぐみん】 やらかしてる自覚はあるんですね… ほら、文句言ってないで クエスト受けてきてくださいよ
すっかりおなじみとなった 賑やかな声が聞こえてくる
【ダクネス】 やぁ、マスターとティルフィング それにデュリンじゃないか あなた達もクエストを受けに?
【ティルフィング】 あ、みなさん、こんにちは! はい…ここでいろんな依頼を見ると いてもたってもいられなくて…
異世界からやってきたという アクア、めぐみん、ダクネス達
彼女達もマスター達と同じように 海の家でクエストをこなしている
【めぐみん】 私達もそんな風に 志の高い理由でクエストを 受けていたのならいいのですが…
【アクア】 だからなんで私に そんな哀れみの視線を向けるのよ~
アクア達はなぜかいつも 借金を背負ってこの海の家に訪れる
【ティルフィング】 えっと、マスター お願いがあるのですが…
困っている人は放っておけないよね と、ティルフィングの言葉を 先回りするマスター
【ティルフィング】 …はい! ありがとうございます、マスター!
【アクア】 へ?
自分達にも何か 手伝えることはないかと アクアに話すマスター
【アクア】 えっ! 手伝ってくれるの!?
【めぐみん】 マスター… あまり甘やかすのは よろしくないですよ?
【アクア】 せっかくマスターが 手伝ってくれるっていうのに 余計なこと言わないでよ!
【ダクネス】 まぁまぁ、クエストなのだから 報酬目当てであったとしても 誰かの役に立てる訳だから…
【ダクネス】 どちらにせよ 悪いことではないと思うぞ
【めぐみん】 それは…そうですが
【ダクネス】 それに、強敵相手ならば 遠慮なく爆裂魔法も 放てるのではないか?
【めぐみん】 よろしくお願いしますマスター クエスト行きましょう すぐに行きましょう!
話がまとまったようで何より と、苦笑いを浮かべるマスター
【デュリン】 この調子で大丈夫かしら…
【ティルフィング】 あ、あはは… それで、どうしましょう? 改めてクエスト一覧から選んで…
【アクア】 高いヤツ! 報酬がいっちばん高いヤツね!
【デュリン】 そう丁度良いクエストが あるわけないわよ…
【ティルフィング】 ひとつだけ妙に報酬の金額が 高いクエストがありますね
【デュリン】 あるの!? けど、難易度も高いんじゃ…
【アクア】 え~っと、どれどれ… 何これ!? 嘘でしょ?
アクアの驚きように 思わずマスター達も 依頼書を覗き込む
【デュリン】 …キャベツ採集?
【ダクネス】 そう、書いてあるが… 簡単な内容でこの金額とは 誰かのいたずらじゃないか?
【めぐみん】 そう思って、誰もこのクエストを 受けないんでしょうか?
【アクア】 そんなことはないわ! このクエスト受けましょうよ!
それでもやはり怪しいと 思うマスターだったが…
【アクア】 なんといってもキャベツ狩りは 資金集めの王道じゃない! ちょっと高いくらい当たり前よ!
【ティルフィング】 はい! それに、キャベツの大量発生には 困る人々もいらっしゃいますし!
【ダクネス】 む、そうなのか?
【めぐみん】 もしかしてアクアが ティルフィングさんに 何か変なこと吹き込んだんじゃ…
【アクア】 し、失礼ね! ティルちゃんとは一緒に キャベツ狩りしたことあるだけよ!
ほらほら、と なぜか慌てるアクアに促され クエストを受けるマスターだった
【アクア】 キャベツは売ったらお金になるのに 報酬までもらえるなんて… 捨てる女神を拾う神あり、ね!
【めぐみん】 アクアは依頼主さんの前で 変なことを言わないように お願いしますよ
【ダクネス】 噂をすればなんとやら その依頼主が来たようだ…おや?
【ウィズ】 あれ、マスターさん? クエストを受けてくださったのって みなさんだったんですね!
訪れた依頼主はアクア達と同じ 違う世界からやってきたウィズだった
【デュリン】 やけに爽やかな雰囲気じゃない いつもの暑苦しい服はどうしたの?
【ウィズ】 ここにはこういった格好が 合っていると思いまして…
【ウィズ】 それに、着替えてから 妙にお店にいらっしゃる お客さんも増えて…
【アクア】 水着を着ただけで 店が大繁盛とかここの人達 ちょっとチョロすぎないかしら!?
【ウィズ】 いえ、お客さんは増えたんですが 売り上げのほうはまったく…
【めぐみん】 チョロいというか 下心が露骨すぎませんか
【ダクネス】 肌をさらすだけでも恥ずかしいのに それをたくさんの人に見られる… そうか、そういうのもアリか…
【ウィズ】 そこで、いらしたお客さんに向けて いい商品がないかと思いついたのが キャベツでして…
【ティルフィング】 この暑さの中で食べる キンキンに冷やしたキャベツは とてもおいしいですもんね!
さっそくクエストを進めようと 話をするマスター
【ウィズ】 あ、そういえば みなさんのほかにも 受注してくださった方がいるんです
【???】 久しぶりね、めぐみん ついに長きに渡った決着を…
【めぐみん】 なんだ、ゆんゆんじゃないですか
【ゆんゆん】 ちょっと、なによ、その反応! せっかく会えたのに… じゃなかった、決着を付けられるのよ
【めぐみん】 どうでもいいんですけど 後ろから来てるキャベツの群れに 押しつぶされても知りませんよ?
ゆんゆんが振り向くと、 そこには大量のキャベツが 迫ってきていた
【ゆんゆん】 えっ!? 本当だ…っていうかすごい数!?
【ダクネス】 みんな下がるんだ 押しつぶされるのは 私に任せておけ!
【アクア】 さぁ、キャベツ狩りの始まりよ!
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