250161102 フラベルム おやめなさい
【フラベルム】 …………
しばらく沈黙が続いたのち マスターは口をひらいた
さっきは自分でああ言っていたけど 水着似合ってるし ぜんぜん下品なんかじゃないよ
【フラベルム】 な、なにを言い出すのです! そのようなことを 口に出す必要などありません!
【フラベルム】 それに、あなたのような 下品な嗜好の者に… ほっ…褒められたところで…
【フラベルム】 …………
そこまで言って 自分の水着を少し気にしつつ 海の方を一心に見つめる彼女
再び、気まずい沈黙が 二人を包みこむ
その沈黙を破るように…
どうして海ばかり見ているの? 本当は海で遊びたいんじゃないの? と、彼女に尋ねるマスター
【フラベルム】 う…海に行かずとも 水平線を眺めているだけで リゾート気分は十分に味わえます!
【フラベルム】 そ、それに…海で下品に遊ぶなど 熾天使セラフィムの得物である わたくしの名が廃りますわ!
【フラベルム】 ご覧なさい、この景色を! 海など入らずとも この光景を眺めるだけで十分です
確かにここは景色も綺麗で 空も近くて最高だしね と、同意するマスター
【フラベルム】 そ、そうなのです ここならば騒がしくもなく 風の心地よさを楽しめますから…
【フラベルム】 …………
眼下に広がる海を見つめる彼女 その目はどこか物足りない そんな風に思っているように見えた
選択肢:
- 一緒にビーチバレーとかどう? → select_label_01へ
- かわいいクラゲがいるかもよ? → select_label_02へ
- もしかして来たくなかった? → select_label_03へ
眼下に広がる海を見つめる彼女 その目はどこか物足りない そんな風に思っているように見えた
select_label_01:
【フラベルム】 ビーチ…バレー? …それは楽しいのですか? いえ、でも…
select_label_02:
【フラベルム】 海の生物、ですか… 可愛いのなら、見てみたい気も…
select_label_03:
【フラベルム】 そ、そんなこと言っていませんわ 別に…嫌ではなかったですし
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この反応は遊びたがってるよな… ジーッとフラベルムの顔を 見つめるマスター
【フラベルム】 な、なんですか、その目は?
【フラベルム】 わ、わたくしがあなたに 嘘をついているとでも 思っていますの?
【フラベルム】 いい加減しつこいですよ? だいたい、あなたはいつも…
【フラベルム】 …え、なんですの? いきなり手を掴んだりして…
なんかもう面倒くさくなって フラベルムの手を引き 波打ち際まで連れて行くマスター
【フラベルム】 ちょ、ちょっと、おやめなさい! こんなに強引なアプローチなど…
嫌なら力尽くで振りほどけば いいのに、素直じゃないな…
そんなことを思いながら 彼女を引っ張るマスターであった
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