250201103 タスラム 『絆弾エフォート』
バーベキューのために 木の枝を探しはじめてから それなりに時間が経ったが…
【タスラム】 はぁ…けっきょく集まったのは これだけなのか…
【タスラム】 こんな量じゃきっと足りないはずだ…
落ち込むタスラムを慰めるマスター
【タスラム】 きっと大丈夫だって? そんな慰めはいらないからな!?
けど、そろそろ戻らないと みんなが心配するよ?
【タスラム】 わかってる! 仕方ない、とりあえず戻るか…
二人でみんなのところに戻ろうと 歩いている途中にも タスラムはずっと落ち込んでいた
しかし、戻って来てみると、 そこにあった光景にタスラムは、 大きく目を見開いた
【タスラム】 なっ、これ…全部… バーベキューに必要な材料だぞ!? 食材まで…こんなに…
【タスラム】 丈夫な木の枝もこんなに… おいマスター!これで… これでバーベキューができるぞ!
【タスラム】 でも…どうして…
みんなタスラムの走ってく姿を見て 自分たちもこのままは嫌だと思って それぞれ動いていたんだよ
タスラムの諦められない想いが みんなにも伝わってたみたいだし よかったね、とマスター
【タスラム】 うん、ほんとによかった…ってぇ! 頭を撫でるなぁ!子供扱いするなよ!
【タスラム】 さっさとバーベキューはじめるぞ!
しかしそこに、材料を奪っていった 動物たちがやってきた!
【タスラム】 なっ!?おまえら、しつこいぞ!! また食材を奪っていくつもりかっ!?
【タスラム】 絶対にそんなことはさせないからな! みんながせっかく集めてくれたんだ… その努力を無駄にしてたまるか!!
【タスラム】 必ず、守ってみせる!!
【タスラム】 な!?なんだこの溢れる力! あたしの守りたいイメージが 力になっていく…!
【タスラム】 よおおし! 新しい力『絆弾エフォート』で 食材を守り切ってみせるぞ!!
新しい力に目覚めたタスラムは その奮闘で食材を見事に 守り抜いてみせるのだった
その後というものの バーベキューは無事に行われ…
タスラムの大食いで 食材がいくらあっても足りない というくらいになっていた
【タスラム】 ん~、やっぱりお肉は美味しいな! どんどん食ってやるぞぉ!!
そんなタスラムの姿は微笑ましく 大いに賑わったバーベキューは いい思い出となるのだった…
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