250271214 パラシュ 『零式・白砂の遊戯』
【フライシュッツ】
ふー…終わったぁ
前みたいな大騒動は
もう起きない感じだねぇ～
【フライシュッツ】
騒動も結局は呪いと関係なかったし
今は遠慮なくみんなと遊んでるよ！
とっても楽しいよぉ～！
大きく笑ったあと 彼女はそっと目を閉じ マスターへと体を寄せてくる
【フライシュッツ】
…あのとき、マスターくんが
言葉をかけてくれなかったら…
この楽しさはなかったと思うよ
【フライシュッツ】
ありがとう…
おねーちゃんに
みんなとの楽しい時間をくれて
【フライシュッツ】
そして、
その楽しい時間以上に…
【フライシュッツ】
マスターくんとこうしていると
わきあがってくる気持ちが
心地よくって…
【フライシュッツ】
呪いが怖い気持ちも
この特別な気持ちも…
どっちも本当で大事だから…
【フライシュッツ】
特別な気持ちも、
特別なマスターくんも、
なくさないようにしたいな～
穏やかでも、とても強く 一人ではなく、二人で作る決意
それが更なるスキル 『零式・白砂の遊戯』 として彼女に宿っていた
青い海、青い空、そして白い砂 咲き乱れるは、色とりどりの花々…
一時は浜辺を覆いつくした騒動も まるで遠い昔の事のよう
今は楽しげなはしゃぎ声と 波の音だけが 浜辺に響き渡っている
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